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「ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日」 [映画]

miatowhitelion.jpg
〔2018年/フランス〕


11歳のミアは、
ライオンファームを経営する父に伴って、
ロンドンから南アフリカに越してきた。
けれど、学校に馴染めず、
強い孤独を感じている。


そんな中、
クリスマスに父が、
ホワイトライオンの赤ちゃんを
プレゼントしてくれる。


チャーリーと名付けられたホワイトライオンは、
殊の外ミアに懐き、
2人は固い絆で結ばれてゆく。


けれど、3年後、
チャーリーは、あまりに大きくなりすぎ、
両親は、ミアの身に何かあったらと、
心配し始める。
また、ミアは、
父の秘密を知ってしまい・・・。





試写会で観た。


この映画には、
かなり驚く。


ホワイトライオンのチャーリーと、
主人公のミアが、
普通に、
まるで猫と遊ぶように
戯れるのだけれど、
CGは一切使っていないそうで、
本当にお互いの気持ちが通じ合っているように見える。


いや、「見える」のでなく、
実際、通じ合っているのだろうと思う。
この映画は、チャーリーの成長に合わせて、
撮影されていたそうで、
つまりその分、ミア役の女の子も成長しているわけで、
その時間の分だけ、
2人は心を通わせていったのだろう。


それにしても、
アフリカには、
本当にあんな商売があるのだろうか。


金持ちが金に飽かせて、
ライオンのハンティングをし、
しかも、そのライオンは、
ハンティング用に飼育されたものだなんて。


さらに、その事は、
南アフリカでは合法なんだとか。
何をかいわんや。
口先で、
自然を大切に、
命を大切に、
と言ったって、
それを壊しているのは人間。
そんな有り得ない殺生を、
一体どんな気持ちでしているのか。


で、チャーリーが売られてしまうと知ったミアは、
チャーリーを、
人間の手が出せない、
保護区に連れていくのだけれど、
そこはちょっと、
物語っぽい。


だって、途中で車を乗り捨てたミアは、
チャーリーと一緒に、
サバンナを歩いてゆくというのが、
びっくりで。


そこには、普通に草食動物がいるのだけれど、
って事は、
ライオンやヒョウなどの、
肉食動物もいるはずではないのか、と、
なんだかヒヤヒヤしてしまった(笑)。


評価 ★★★☆☆

nice!(142)  コメント(14) 
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コメント 14

美美

ハンティング用のライオンを飼育・・・
悲しいことですね。
by 美美 (2021-02-22 18:37) 

tommy88

フォアグラって美味いよねぇ~。
その飼育方法はかなりイッてます。
近代マグロも狭く区切られた海の牧場を密集グルグルで泳いでいます。
臓器が必要で誘拐事件もあります。
実際、臓器を売って生き延びている人も後進国には多いです。
お金持ちはカネがあるから好き勝手をしよります。
小学生の時、友人宅へピラニアを見せてもらいに行きました。
餌が金魚だったので少し驚きました。
最近のショッピングモールには大きなペットショップがあります。
蛙や蜥蜴を売っているコーナーでは鈴虫がたくさん売られていました。
餌として売られているのですね。
ハンティング用のライオンも飼育されるわけです。

by tommy88 (2021-02-23 04:37) 

わたし

トゥー・ブラザースという映画を思い出しました
虎の兄弟がとらえられて、売られて離れ離れに。
そして大人になってから「闘トラ」で戦わされる、という悲しい物語でした。
ハンティング用なんて考えられないほどひどいストーリーです、
実花さんと同様、本当にそんな事実あったのでしょうか、と思います。
by わたし (2021-02-23 09:12) 

プー太の父

野外シアターの前の大事な記事を読まないでしまいました。
馬喰一代の映画の主人公の住んでいた町北見市留辺蕊町では
馬喰一代という名の日本酒と饅頭をいまも販売しています。
元々留辺蘂町とは別な自治体でしたが平成の大合併の時に
北見市と合併した町です。私もこの映画を一度観てみたいです。
by プー太の父 (2021-02-24 07:14) 

青山実花

美美さん
コメントありがとうございます

なんだか説明のしようのない
憤りを感じますね。

by 青山実花 (2021-02-24 21:37) 

青山実花

tommy88さん
コメントありがとうございます

もうこの際、
「食べるため」という理由があるなら
許します。
弱肉強食、人間も肉や魚を食べたいです。
勝手な言い分ですが。

でも、この映画のハンティングは
明らかに違います。
殺してお終いです。
殺したライオンは食いません。

by 青山実花 (2021-02-24 21:38) 

青山実花

わたしさん
コメントありがとうございます

「トゥー・ブラザース」、観ています。
兄弟で闘わせるなど、
本当に悲しすぎる話でしたね。
人間は、自分の楽しみのために、
あまりに残酷な事を考え出しますね。
いずれ天罰が下りそうな気がします。

by 青山実花 (2021-02-24 21:38) 

青山実花

プー太の父さん
コメントありがとうございます

確かに「馬喰一代」は、
プー太の父さんがお住まいの北見が
舞台ですね。
日本酒やお饅頭があるなんて、
素敵ですね。
この映画、とても良かったので、
プー太の父さんにも観てほしいです^^

by 青山実花 (2021-02-24 21:39) 

ヤマカゼ

ネコ科の子供はかわいいですね。
多分、切れ味するどい青山様もネコ科?
by ヤマカゼ (2021-02-26 07:05) 

青山実花

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます

ネコ科の動物は全て好きです^^

私はネコでも犬でもなく、
カメレオンだと思います。
by 青山実花 (2021-02-27 20:49) 

Ginger

昭和の名作漫画、西谷祥子先生の「ジルとMr.ライオン」に設定がとても似ています。以前、この漫画をCGが進化した今、映画化してほしいなーと思い、吹き出しを英語にしてスピルバーグの会社に送ったら、すごく冷たい感じで「こんなもんもう二度と送らんといて!」なニュアンスで送り返されたことがありました。。。

そして先日は、拙ブログに温かなお言葉をいただき、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
by Ginger (2021-02-28 15:07) 

青山実花

Gingerさん
コメントありがとうございます

「ジルとMr.ライオン」、2~3年前だったか、
まんだらけで面白そうだと思い、買いました^^
スピルバーグには受けませんでしたか。
映画化したらおもしろいのに。

悲しみは中々消えませんが、
Gingerさんがお元気でいる事が、
一番のご供養になると信じます。


by 青山実花 (2021-03-03 22:36) 

裏・市長

クリスマスに父がホワイトライオンをプレゼント!。

いくらなんでもナマモノ過ぎるだろうよ?!。

プレイステーション5ぐらいにしとけよ。

物語の発端が常識知らずの父親のせいというのも
罪深いな。大体、「動物の気持ちがわかる」と
いう人ほど、動物に噛まれたり食われたりして、
ひでぇメに遭ってるよな!。

松島トモ子さんとか、ムツゴロウさんとか、
ミネラル麦茶さんとか、ムロツヨシさんとか。

ボクと青山実花さんのように、
同じ人語を操る者同士ですらわかりあえないのに、
ホワイトライオンを娘にプレゼントフォーユーする
父親っていったい…。

多分、ヤバいクスリでもやってんでしょうね。
いつの世も被害者は幼き子供…。
by 裏・市長 (2021-03-07 02:12) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

裏・市長さん、
本日は、
ホワイトデーのプレゼントを
誠にありがとうございました。

バレンタインデーのプレゼントもしていないというのに、
なぜホワイトデーにお返しをくださるのか、
意味が分からないのですが、
くれるものは、なんでもいただいておこうと思っております。


で、箱をあけたら、
ホワイトパンダと
かっぱえびせんと、ばかうけが入っておりました。
全身が真っ白のホワイトパンダと、
シロクマがどう違うのか、
わたくしにはよく分からないのですが、
シャンシャンに中々会えないので、
可愛がってやろうと思っております。
本当に、重ね重ね、ありがとうございました。
by 青山実花 (2021-03-14 22:00) 

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