「実りゆく」

〔2020年/日本〕


長野のりんご農園の一人息子・実（竹内一希）は、
幼い頃、母を亡くし、
父（田中要次）と二人で、りんご園を切り盛りしている。


しかし、実には、
お笑い芸人になりたいという夢があり、
毎週末、父に行き先を告げず、
東京に通っては、
お笑いライブに出演していた。


そんな中、村の「奉納祭」が近づいてきた。
それは、りんご農家の息子が25歳になる年に、
一人前として認めてもらう、
村の重要な祭りで、
今年、実は25歳なのだ。


ところが、「奉納祭」の日と、
お笑いグランプリの日が重なってしまったことに
気付いた実は・・・。





試写会で観た。


存在しない映画の予告編を作り、
優勝すると、本編を作れる、という、
「MI-CAN　未完成映画予告編映画大賞」で、
　↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2018-08-10
堤幸彦賞を受賞した作品。


監督は、
芸能事務所「タイタン」でマネージャーをしている、
八木順一朗さんで、
主演の竹内一希さんは、
タイタン所属のお笑いコンビ、
「まんじゅう大帝国」の片割れで、
相方の田中永真さんも、ライバル役で出演。


他にも、爆笑問題が、本人役で出演したり、
日本エレキテル連合の橋本小雪さんが出ていて、
「ダメよ～、ダメダメ」なんて言葉が、
セリフにさり気なく入っていたりして、
笑ってしまう。


物語は、
りんご園を継ぐか、
お笑いの道に進むかで葛藤する、
25歳の青年・実が主人公なんだけど、
これは、観ているこちらも、
本気で悩む。


実は、幼い頃から、
吃音に悩んで、いじめられたりもしていたけれど、
舞台に立つと、
人が変わったように滑舌が良くなる。


そういう例は、現実にあるようで、
現在も活躍されている某大物司会者さんも、
日常、吃音に悩んでいても、
テレビに出ると、立て板に水のようにお話ができると、
ご本人のインタビュー記事で読んだことがある。
人の心や体って、本当に不思議だ。


で、実は、
ステージだと上手く話せる自分は、
お笑いに向いていると思っているのだけれど、
りんご園の跡取りというプレッシャーが、
重く圧し掛かっている。
頑固な父が、
お笑い芸人など、認めるはずもないし。


上映前に、
八木順一朗監督がステージで、
そして、
まんじゅう大帝国のお二人と、
主題歌を担当された、
GRIM　SPANKYのお二人が、
リモートで、舞台挨拶をされた。



お笑い芸人さんらしいトークで、
笑いでいっぱいの、楽しいひと時でした。
撮った写真は、
ブログなどで拡散させてほしいとのミッションをいただきましたので、
載せさせていただきます。


評価　★★★☆☆

コメント 8

いつもコメントありがとうござます。
楽しそう映画ですね。でも後継とか重たい内容なのですね。人間のドロドロ感の中で家族間の内容は根底に絡みますね。例えば介護とかも、人の人生が簡単に壊れてしまいますね。
by ヤマカゼ (2020-09-20 20:31) 

最近は、お笑い芸人が多過ぎて知らない人もいっぱい居ます（ﾟ□ﾟ）
by 英ちゃん (2020-09-21 01:49) 

竹内一希さんの、さわやかな笑顔がとてもいいですね。
イケメンの俳優さんがこの役をやらなかった事がとてもいいです。
あ、竹内一希さんがイケメンではないという訳ではありません(笑)
りんご農園に育った、普通の青年っぽい素朴さが残っているのがいいんです。




by わたし (2020-09-21 10:18) 

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。

家の事情と、
自分のやりたい事との狭間で
苦しむのは大変ですね。
上手く折り合いが付けばいいのですが。
by 青山実花 (2020-09-21 22:52) 

英ちゃんさん
コメントありがとうございます。

私もまったく同じです＾＾；
よほどインパクトのある人でないと、
誰が誰やら（笑）。
by 青山実花 (2020-09-21 22:54) 

わたしさん
コメントありがとうございます。

たしかに、この役を、
超有名なイケメン俳優が演じたら、
別のイメージの作品になりそうですね。
まだあまり知られていない芸人さんだから、
良かったんだと思います＾＾
by 青山実花 (2020-09-21 22:55) 

予告編を作って、優勝すると、
本編を作れる…この発想、企画いいな！！。

映画賞のコンテストで、箸にも棒にも
かからんようなものを連続して観せられる
審査員は拷問だと思うぜ！。
多分、半分以上が寝てしまって、ほとんど観て
いなくて、テキトーに★つけてると思われ。

その点、予告「だけ」ならサクサク観られる。

制作する方も、あてもなく金をかけて、
駄作を作る賭けに出ず、優勝賞金を利用して、
余裕をもって作品制作に挑める。

こんなコンベンション、もっと増えてもいいんじゃない？。

そこでどうだろう、青山実花さんも
このブログを悪用…いや、利用して、
すてきな男性を募るのです。

まぁ、ロクなヤツが来ないでしょうが、
その中から、まぁマシかな？…と思えるのを
2～3人選んで、てんびんにかけてみるのです！。
いいアイディアだと思いませんか？。

ボクも自分の超大物ブログ「にせ・とんぼり。」で、
大募集することにします！。

おっと、今連絡が…。
今回、エントリー予定だった石原さとみさんが、
一身上の理由で辞退させていただきたいと…。

まぁ、彼女クラスならゴロゴロいるからね！、
気にもしていません。

by 裏・市長 (2020-10-01 22:10) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

先日は、
「MI-CAN　未完成映画予告編映画大賞」
に応募するという事で、
わたくしを主演女優に抜擢していただき、
本当にありがとうございました。

たった30秒の予告を作るだけなのに、
奈良に来いとか、
その時は綾瀬はるかのサインをもらってこいとか、
手土産は東京バナナにしろとか、
うるさくて仕方がありませんでした。

出来上がった予告を観ましたが、
どう考えても映画化の話など来るとは思えない代物で、
わたくしの世界デビューの話も
立ち消えとなり、
残念でたまりません。


ブログを利用して、
素敵な男性を募るのは、
裏・市長さんに言われるまでもなく、
とっくにしています。

皆様、素敵な方ばかりで、
本当に迷ってしまいます。
よろしかったら、
裏・市長さんも、
わたくしの取り巻きの一人に
加えて差し上げても
よろしくてよ。
おーほほほほほ。

by 青山実花 (2020-10-07 22:14)