SSブログ

「ヘレディタリー 継承」 [映画]

HEREDITARY.jpg
〔2018年/アメリカ〕


母・エレンが死に、
娘のアニー・(トニ・コレット)が
遺品を整理していると、
本の中に、
「私を憎まないで」と書かれたメモが挟まれているのを
発見する。


アニーとエレンの仲は、
良好ではなく、
アニーは自分の気持ちを整理するために、
グループカウンセリングに出席する。


カウンセリングで知り合った老女・ジョアンの
自宅に招かれたアニーは、
死んだ人間の霊を呼び出す儀式を
目の当たりにし、
大変なショックを受ける・・・。





試写会で観た。


この粗筋は、
相当、端折ってある。


これから観られる方に、
誰それが、まず死ぬとか、
誰それが、こういう目に遭うとか、
書いてしまっては、
全然面白くないと思うから。


ただ、言わせて。
最初に死ぬ人の死に方が、
そりゃあもう、ギャーと言いたくなるくらい
壮絶で、
でも、オカルト的な死に方ではなく、
現実にもありそう、
気を付けないと、という感じなのが、
余計に恐怖。


とにかく、
ジワジワと怖い。
精神にくる。


あまり聞きなれない、
タイトルの「ヘレディタリー」という言葉を調べると、
「遺伝」とか「親譲り」とか、
そういう意味らしい。


これは奥が深い。
まさしくこの映画、
色んな意味で、遺伝的要素が強い。
主人公のアニーは、
おそらくそれが常に頭にあって、
とても気に病んでいる。
家族の中には、
最初から、何か重い空気がある。


そして・・・
あー、やっぱり、これ以上書くまい(笑)。


上映後、
映画ジャーナリストの斎藤博明さんと、
タレントの加藤るみさんによる、
トークイベントがあった。

HEREDITARY.jpg
※映画ナタリーさんより


斎藤さんは、この映画を、
アメリカで観られたそうで、
観客の皆さんは、
あまりの恐怖に、
そりゃあもう、大騒ぎだったそうだ(笑)。


評価 ★★★☆☆

nice!(131)  コメント(6) 
共通テーマ:映画

nice! 131

コメント 6

きよたん

こういう映画しばらーく観ていないので
興味を引きます。この年齢で観ても大丈夫かな

by きよたん (2018-11-18 20:48) 

馬爺

おはようございます。
怖い映画は昔から嫌いでしたね、だからホラー映画は見た事が有りません。
by 馬爺 (2018-11-19 08:11) 

裏・市長

書きかけて書かない。
言いかけて言わない。

これが一番、タチが悪い。
誰それがまず死ぬとは書かないって、
書いてるじゃん!母親でしょう?。ズバリそうでしょう。

その次は孫娘か・・・。
この死に方は痛そう・・・いや、痛いどころじゃないな。
もう、ボクなんか見た途端、車に乗るのはやめようと
心に誓ったもの・・・。

・・・あれ?青山実花さんのレビューに書かれてないぞ・・・。
すいません、ネタバレしてしまいました!。

でも、よかったじゃん。最後はみんな、
ある意味、幸せになれて(笑)。めでたし、めでたし。

この映画、10年に一度の恐怖映画と言われてるらしいね。
つまりこの10年間、大して怖い映画はなかったという事だ。

そらぁ、主演俳優がすでに亡くなっているのに、
新作が公開されるホラー映画「男がつらいよ」とか、
日本のホラーもレベルがしれてるからなぁ。

もっとこう、ガツン!と恐怖が欲しいよね!。
例えば体感できる映画館なんてどうだろう?。

暗闇に紛れてどこからか手が伸びて来て・・・。

キミは逃げたくても逃げられはしない。

なぜなら、入場料1.800円を払っているので、
もったいないからだ。

約1時間半。この恐怖に耐えながら楽しんで頂きたい。
ボクも別の意味で楽しませていただく。

by 裏・市長 (2018-11-22 08:40) 

青山実花

きよたんさん
コメントありがとうございます。

この年齢って、
きよたんさん、お若いではありませんか。
こんな映画、笑い飛ばせますよ^^

by 青山実花 (2018-11-22 15:53) 

青山実花

馬爺さん
コメントありがとうございます。

ホラー映画を嫌いという方は多いですね。
面白いものもあるのですが、
やっぱり無理にはお勧めできませんね^^;


by 青山実花 (2018-11-22 15:53) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

裏・市長さんたら、
ひどいですわ。

あれほど、あの試写会の日に、
「ブログでネタバレするのはやめようね」と
誓い合いましたのに、
なぜ、約束を破ってしまわれたのですか。


そうだ、今度、
わたくしの車でドライブいたしません?
うちの車はマイバッハですので、
とっても乗り心地がよろしくてよ。

特に、窓から大きく頭を出すと、
気持ちよくて、
天国気分になれますの。
嫌な事は全て忘れてしまいますわ。


10年に一度の恐怖映画とは、
過去10年を指すのではなく、
この先の10年後を指すのでございます。

つまり、
いまどきの若い監督に、
俺ほどの映画が作れっか、という
挑戦状なのでございます。

それに太刀打ちできるのは、
確かに山田洋次監督だけですわね。

ただ10年後にどうなっているのかは・・・以下省略。

by 青山実花 (2018-11-22 15:54) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。