SSブログ

「ワニと鸚鵡とおっとせい」 [映画]

wanitooumutoottosei.png
〔1977年/日本〕


ハワイで、サーカスの団員をしていた、
ゴー(郷ひろみ)と、メリー(樹木希林)だが、
サーカス団が潰れ、
退職金代わりに、籠に入ったオウムをもらう。


途方に暮れた2人だが、
なんと、鳥かごの底から、
1200万円の借用書を見つけ、
その金を頂くために、
早く日本に帰ろうと、バイトを始める。


そんな中、
ゴーは、バカンス中だという、
社長令嬢・七子(秋吉久美子)と知り合い、
恋に落ちる。
しかし、七子はゴーに何も告げず、
日本に帰ってしまう。


飛行機代を作ったゴーとメリーは、
日本へ帰り、
早速、借用書の主である、
谷中の質屋を訪ねるが・・・。





池袋の新文芸坐で開催されていた、
樹木希林祭りで上映されていた1本。
DVD化されておらず、
ずっと観たかったので、嬉しかった。

20181101.jpg

おそらく、この映画、
上映された当時は、
全く評価されなかったのではないかと想像する。


ネットでの評価を見ても、
感想を書かれている皆様の点数は低い。
リアルタイムで観ていたかたが
当時を思い出して、
点数を付けたのが殆どではないだろうか。
単なるアイドル映画という扱いだったのだろう。


でも、今観ると、
そう悪くない。
郷ひろみと樹木希林のコンビは絶妙だし、
秋吉久美子も可愛い。


映画と同様、
昭和のドラマが大好きな私にとって、
「寺内貫太郎一家」や「ムー一族」を彷彿とさせるような、
内容や出演陣が、とっても嬉しい。


特に、伴淳三郎さんが出てきた時は、
心で「おぉ!」と言ってしまった。
すごく得した気分。


そしてなにより、今になってみると、
70年代の東京の景色が
これでもか、と出てきて、
映像自体が、すごく貴重。


ラストも悪くない。
無理にハッピーエンドにせず、
切ないような、
物悲しいような、
上手いまとめ方がされている。


評価 ★★★☆☆

nice!(128)  コメント(8) 
共通テーマ:映画

nice! 128

コメント 8

向日葵

わ!!
池袋で上映されていたのですか!?

ご一緒したかったなぁ~ぁ!!
元々樹木希林さん好きでしたが、
最近、亡くなられたこともあって、
あちこちで特集になっていて、
嬉しいのですが追いかけきれないでいます。

共演が郷ひろみと秋吉久美子なら、
より見たかったかも。。

by 向日葵 (2018-11-20 00:56) 

英ちゃん

ワニと鸚鵡とおっとせい
知らないな(゚□゚)
by 英ちゃん (2018-11-20 01:01) 

シニア爺さん

おはようございます。
樹木希林さんの映画が最近になって上映されるようになったんですね、何となくコメディタッチの二人の映画は面白そうですね。
by シニア爺さん (2018-11-20 08:43) 

裏・市長

伴淳三郎で得した気分になれるのは、
世界でもキミひとりだろう・・・。

これ、出演者からすればソフト化されないのが
不思議なぐらいのキャストなんですけど。

「あの頃」の秋吉久美子、サイコーじゃん!。

公開された当時は評価が低くても、
時が経てば熟成して味の深まるものってあるよね。
ワインとか、裏・市長さんとか。

特に裏・市長さんなんて最近は円熟期に
差しかかったようで、親切度も当社比で30%アップ!。

昨日も近商ストアの駐輪場で、自転車でコケた
オバちゃんを救ったらしいよ。

オバちゃん無茶すんなよ。
前カゴ、後ろのカゴ両方に買い物袋積んでんだよ。
いくら安いとはいえ、ダイコン3本転がったよ。
買い過ぎなんだよ。

そこへ仲本工事(にブリ似の女性)が通りかかって、
「・・・なにしてんの?」。

見てわからんか?お前もダイコン拾えよ!。
と思ったが、そのまま工事は行ってしまった。
さすが喪中でも、正月の旅行を
楽しみに計画しているだけあるぜ・・・。


by 裏・市長 (2018-11-22 08:54) 

青山実花

向日葵さん
コメントありがとうございます。

お誘いできずに申し訳ありません。
あの日は
仕事の帰りで、
行けるかどうか微妙でしたので。

また何かあったらご一緒いたしましょうね。

by 青山実花 (2018-11-22 15:36) 

青山実花

英ちゃんさん
コメントありがとうございます。

確かに、こんな映画、
殆どの方は知らないかもしれませんね^^;

by 青山実花 (2018-11-22 15:37) 

青山実花

シニア爺さん
コメントありがとうございます。

樹木希林さんがお亡くなりになったので、
名画座で特集が組まれたようです。

はい、コメディで中々面白かったです^^

by 青山実花 (2018-11-22 15:37) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

まったく世の中、
間違っておりますわね。
伴淳さんを忘れてしまうなんて。

それから、この映画も忘れてしまうなんて。
こんな豪華なのに。
こんなに面白いのに。

あと100年寝かせれば、
アカデミー賞作品賞間違いないと思われます。


そうね、
裏・市長さんも、
もう少し寝かせた方が、
より円熟味を増して、深みが出ると思います。

だからわたくしは、
裏・市長のコメントを削除する事なく、
大事に大事に保存してあるのでございます。

いつかこの「のんびり。」が書籍として世に出る時、
コメント欄も一緒に印刷していただけるよう、
お願いするつもりでございます。
そうそう、帯の言葉もお願いしますわね。


大根3本て、
どうされるのでしょう。
沢庵でも漬けるのでしょうか・・・。

by 青山実花 (2018-11-22 15:39) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。