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「ハイドリヒを撃て! 『ナチの野獣』暗殺計画」 [映画]

Heydrichwoute.jpg
〔2016年/チェコ〕


1941年。
ヨーロッパの、ほぼ全域が、
ナチスドイツに占拠されている時代。


ヒトラーの後継者と呼ばれ、
ナチスナンバー3の実力者である、
ラインハルト・ハイドリヒの暗殺計画が、
イギリス政府と、チェコスロバキア政府の中で
企てられる。


ヨゼフ(キリアン・マーフィー)、
ヤン(ジェイミー・ドーナン)ら、
7人の兵士が、
パラシュートで、チェコに送り込まれる。


彼らは、着々と暗殺計画を進め、
それを実行するまでに至る。
ところが、
ハイドリヒ殺害に怒ったナチスが
壮絶な復讐を・・・。





試写会で観た。


映画の前に、
ゲストの海老名香葉子さんが登壇され、
ご自身の戦争体験を語られた。

Heydrichwoute2.JPG

東京大空襲で、
家族全員を失われた海老名さんはしかし、
家族のご遺体が見つからないという理由で、
戦災孤児認定が受けられず、
国から配給される食べ物も貰えなかったそうだ。


国にしてみたら、
親がいるのに、食べ物をもらいに来る子供がいる事を
懸念しての事なのだろうが、
そこに、法律の限界を感じる。
そういった事って、現在の社会でも、
無数にある。


ところで、そんな戦争体験のお話を聞く中、
もう、めちゃくちゃ不謹慎すぎる事なのですが、
海老名さんというと、
今、発売されている週刊誌の事が、
私の頭の中をよぎってしまう。


海老名さんの次女さんが、
何か大変な話題になりそうなお写真をご披露されたとか。


私ったら、すごいタイミングだわ、と、
ミーハーな事になると、
割と運のいい(?)自分が可笑しい・・・
・・・って、すみません、書かなくてもいい事を。
ブログという性質上、
時事問題(なのか?(笑))にも触れておいた方がいいかな、と。


で、映画。


この、ラインハルト・ハイドリヒ暗殺事件は、
実際にあった歴史上の事件で、
「エンスラポイド作戦」というコードネームだったそうだ。


物語は、
ハイドリヒ自身の存在に重きは置かれず、
それを実行した、
ヨゼフとヤンの私生活が描かれる。


2人は、暗殺計画を練るうちに、
それぞれ、
女性と知り合い、恋に落ちる。


そんな切羽詰まった時に、と思うけれど、
切羽詰まっているからこそ、
そのような気持ちになったのかもしれないし、
恋をするのに、
時も場所もない、という事なのかもしれないし。


ハイドリヒの暗殺場面もハラハラするけれど、
その後のラスト30分が壮絶。
ナチスの冷酷さ、
戦争の悲惨さに、
呆れたり、悲しくなるばかり。


ただ、以前観た、トム・クルーズの、
「ワルキューレ」よりは納得がいった。


「ワルキューレ」の、
ヒトラー暗殺計画は、
失敗すると最初から知っているだけに、
観ていて、空しいだけだったから。


この事件を扱った映画は、
今まで2本、
「死刑執行人もまた死す」と、
「暁の七人」がある。
どちらもタイトルだけは知っていたけど、未見。
そのうち、観てみようと思う。


評価 ★★★☆☆

nice!(62)  コメント(8) 
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コメント 8

green_blue_sky

今はがんじがらめの世の中にした人がいます。
昔は騙されていいから、1人でも困っている人を助けるという考え方がありました。今は不謹慎になっています・・・
映画の話題から外れている(^▽^;)
by green_blue_sky (2017-08-09 13:22) 

旅爺さん

海老名香葉子さんを見ると林家三平師匠を思い出してます。
by 旅爺さん (2017-08-10 08:29) 

きよたん

海老名家の次女 どうしても好きになれません
by きよたん (2017-08-10 09:17) 

裏・市長

海老名の一家って、
どいつもこいつも爆弾だと思っていたが、
アイツは・・・核弾頭やな!。

真実がどこにあるのかは知らねども、
世間的には無言をつらぬく小朝はえらい!。
このような認識でよろしかったでしょうか。

ヒトラーっちゅうーのんも、
大変に魅力溢れる人物なのだな。
年に1本は彼を題材にした映画、作られてる気がする。

やはり人間、平凡なモンより、
とんでもなく素晴らしいか、
とんでもなくとんでもないかのどちらかじゃないと、
惹かれないのだろうな。

で、次女よ!。
とんでもねぇの見本やな!。
あれはテレビに出してはいけない類の
患者さんなのだけれど、今のテレビって、
モラルがないから、どんどん表に出しよる。

不倫騒動でもせやがな。
同じ事をやっているのに、
叩かれる人、叩かれない人がいるのはなぜ?。

それが芸人だと、
うまく「笑いに変えた!」と
評価までされてしまうのはなぜ?。

ボクの目指すところはそこだ!。
いささか不謹慎ではあるが、
悪魔であきらな例え話。

人を3人ぐらい殺っちゃっても、
え?裏・市長さん、連続通り魔?!。
イカしてるぅ~!いや、イカれてるぅ~!。
で、今日もブログ更新しいてるよ、平然と。

それほど個性的になれたら、
世界はいつまでも平和だろうなぁ・・・。
by 裏・市長 (2017-08-11 01:10) 

青山実花

green_blue_skyさん
コメントありがとうございます。

確かに、今の世の中がんじがらめで、
なんだか息苦しいですね。

いえいえ、映画の話題でなくても嬉しいです。

by 青山実花 (2017-08-12 12:12) 

青山実花

旅爺さんさん
コメントありがとうございます。

調べてみますと、
林家三平さんは、54歳の若さでお亡くなりになっているのですね。
その分、お子様たちやお弟子さんたちが
沢山おられるようですが。

by 青山実花 (2017-08-12 12:12) 

青山実花

きよたんさん
コメントありがとうございます。

海老名家の一族を全員好きでない、という方も
多いですね。
実は私も・・・(笑)。

by 青山実花 (2017-08-12 12:12) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

海老名家の一族は、
どうも全員好きになれない私ですが、
確かに次女さんは、
その中でも一番危険人材かもしれませんね。

実は実は、
内緒の話なのですが、
例の週刊誌、
会社でもめっちゃ話題になり、
お金を出し合って買ってしまったのですよ←馬鹿~(笑)。

ヌード写真コレクター、ヌード評論家の異名をとる
わたくしですが、
正直、言葉に詰まりましたわ・・・・・・・・・。

せめて、撮影場所を、
外国にするとか、
もう少しボカすとか、
やりようはなかったのでしょうか。
あれは、私が今まで見た写真の中でも、
あまりにも・・・・・・・・・
いえ、何でもありません。
「ご馳走さまでございました」とだけ、
言っておきますね。


もうね、世の中、
「何をしたか」ではないんですね。
「バックにどれだけの力があるか」、
それだけで全てが決まってしまうのだろうと思います。


裏・市長さん、
今日もまた通り魔ですか~。
イカしてるぅ~。
いつか私も犠牲者になって、世間を驚かせてみたいものですわ。
いえ、裏・市長さんになら、
殺されたって構いませんのよ。
ただ、私たちが道端で偶然出会うなんて、
ほぼ0%に近い確率な気がするものですから。

by 青山実花 (2017-08-12 12:13) 

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