「ニンフォマニアック Vol．1」

〔2014/デンマーク・ドイツ・フランス・ベルギー・イギリス〕


ある寒い夜。
年配の男・セリグマン（ステラン・スカルスガルド）が、
怪我をして路上に倒れている女・ジョー（シャルロット・ゲンズブール）を見つける。


セリグマンはジョーを自宅に連れ帰り、
ベッドに寝かせると、
ジョーは自分の性体験について語り出す・・・。





ニンフォマニアック＝色情狂を自認する女が、
自分の体験を語る物語。
現在公開中なのがVol．1で、
Vol．2は11月公開。


主人公のジョーは、自分の性に興味を持ったのが2歳の頃からで、
以来ずっと、性に囚われて生きてきたと言う。


彼女が友達と電車の中で、
男を引っかけて、トイレに連れ込み関係する人数を競うという
ゲームからして、
少なくとも私には無い感覚なので、
ちょっとショック。


その後も、毎晩7～8人の男と交わるという箇所もあって、
その体力にも驚く。
どうせするなら、いっそ商売にすれば、
趣味と実益を兼ねてかなり儲けられるのに・・・と
売春を奨励するような事を考えてしまった私には、
この映画を観る資格はないのかも(笑)。


性器が映る場面が多くて、
その度のボカシが入る。
えーっと、よくは分からないけれど、
日本って、その手の映像は解禁になったのではないの？
雑誌のグラビアでは普通に映ってるから、
大丈夫なのかと思ってた。


エロい事はエロいんだろうけど、
外国人が演じてると、
どこか他人事というか、
別世界の出来事に感じる。
同じエロでも、
3月に観た「愛の渦」の方が、
日本の映画な分、リアルに感じたな。
ジャンルが違うから比べるのも変だけど。


ラース・フォン・トリアー監督は、
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」や
「ドッグヴィル」など、
観ると落ち込んでしまうような映画が多い。


この「ニンフォマニアック」も、
「アンチクライスト」、「メランコリア」に続く、
「鬱三部作」（嫌なシリーズ名だ(笑)）の
最終章なのだそうだ。


ジョーがなぜ、怪我をして倒れていたのか、
Vol．2で、おそらく明らかになるんだろう。
1はまだ序章なのかもしれない。
2に期待しよう(笑)。


評価　★★★☆☆

コメント 2

もしかしてこのポスターの顔はあのときの・・・|ョェ＇）ジッ
by 原みつる (2014-10-13 19:27) 

原みつるさん
コメントありがとうございます。

「あのとき」の・・・。
そうですね、「あのとき」っぽいですよね(笑)。
俳優さんも大変だ(笑)。

by 青山実花 (2014-10-14 22:32)