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「若親分を消せ」 [映画]

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〔1967年/日本〕


刑期を終え、ムショから出てきた南条武(市川雷蔵)を
塀の外で待っていてくれた三野組の弥五郎親分。
ところが弥五郎は、帰りの列車の手洗いの中で刺殺されてしまう。


復讐に燃える南条は、
弥五郎が最後に残した言葉と
遺体の傍らにあったドスの鞘を手懸りに、
水上の町に行く。


料亭・観月楼に板前としてもぐり込んだ南条は、
町を仕切るヤクザ・鎧組の中に犯人がいると確信し、
鎧組の賭場で遊ぶフリをして、動向を探る。


観月楼の一人息子で海軍兵学校生の勝巳が帰省した。
懐かしい制服に、思わず声を掛けてしまう南条。
また、知り合った芸者・千代竜(藤村志保)が、
亡くなった上官の娘であると知った武は・・・。





シリーズ6作目。


極道の雷蔵さんが、
なぜか板前として料亭で働く本作。
極道だけじゃ、話がもたなくなったのか?(笑)
いつ調理師の免許を取ったんだ?


しかも、雷蔵さんのお料理は
かなり美味しいらしい(笑)。
いいなぁ、食べたい食べたい♪
雷蔵さんが作ってくれる物なら、
不味くても食べたい(笑)。


お話しは、例によって、
極道と海軍の二本立て。
雷蔵さんは、
極道である事も、元海軍にいた事も、
水上の町では隠している。


海軍兵学校に通う勝巳は、
雷蔵さんに、兵学校の厳しさを教えたりしている。
「知ってるよ。この人、あんたの先輩だから」と
笑いたくなるような場面。


で、いざとなった時、
都合良く、
「実は極道だ」
「実は海軍だ」と、
印籠を出すように正体を明かす。
なんともカッコええ。
賛否は分かれているようだけど、
私はこういった展開の方が好き(笑)。


今までと違うといえば、
調理場の同僚を、
京唄子さんと鳳啓助さんのコンビが演じているのが、
最高に可笑しかった。


鳳さんが雷蔵さんに、
女の子の事でからかったり、
「自分は一度でいいから、おちょぼ口の女の子と付き合ってみたかった」などと
雷蔵さんに言っては、
京さんに怒られたりと、
なんとも愉快。
雷蔵さんも楽しそうに見えたわ。


評価 ★★★☆☆

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