SSブログ

「ストリートファイター」 [映画]

streetfighter.jpg
〔1975年/アメリカ〕


ニューオーリンズを通る貨物列車から、
1人降り立った男・チャールズ・ブロンソン。


彼は、とある建物の中で、
2人の男が殴り合い、
その試合に金を賭け、大興奮した男たちが取り囲んでいるのを見る。


ブロンソンは、
負けた方のファイターのマネージャー・ジェームズ・コバーンに、
「自分なら必ず勝てる」と自らを売り込む。
翌日の試合で驚異的な強さを見せたブロンソンに
コバーンは驚き、
この男は金になると直感する。


コバーンは、
街一番のファイターのマネージャーで有力者のマイケル・マクガイアに
試合を申し込む。
死闘の末に勝ったブロンソンにマクガイアは、
「自分がお前のマネジメントをする」と言うが、
ブロンソンはそれを断る。


腹を立てたマクガイアは、
シカゴから最強のファイターを連れてきて、
ブロンソンにぶつけるが・・・。





渋いよ、渋すぎる(笑)。
主人公のチャールズ・ブロンソンは、
「流れ者」という言葉がピッタリで。


列車、それも貨物列車のコンテナから、
飛び降りるという登場シーンから、
彼がアウトローだと分かる演出。
彼がどこから来たのか、
今まで何をして食べてきたのかも分からない。


彼がなぜ、それほど強いのか、
どこで鍛えたのかも分からない。
自分より体の大きなファイターを、
バシバシ片付ける(笑)。
さらに、拳銃の腕前も一流。
そんな凄い男が、
なぜ今まで無名でいた?(笑)


彼の渋さはそれだけではない。
とにかく、感情を露わにしない。
「俺には関係ないぜ、ふっ」といった風情で、
自分の事でも傍観者みたいだ。


その態度は、女に対しても一貫していて、
ブレがない。
彼は酒場で知り合った女と深い仲になるが、
(感情を露わにはしないけれど、そういう所はぬかりない(笑))
彼女がどんなに頼んでも、
決して泊まってゆかず、
自分のねぐらに帰っていく。


女の深い愛情は、
足枷になるという事か。
淋しすぎる。
案の定、女は優しい男に乗り換え、
去ってゆく。
けれど、別れを告げられても、
やっぱり表情は変わらない(笑)。


ジェームズ・コバーンが、
儲けた金を、すぐ賭け事でスッってしまうのも、
気になって気になって。
なんで金が入るとすぐ、くだらない事に使う?
将来の為に、とっておきなよと言いたくなったら、
コバーンの恋人も同じような事を言って、
怒っておった(笑)。


何で女の事ばかり書いてるんだ、私は(笑)。
これはストリートファイトを見る映画だってのに。
男性はきっと、
そんなサイドストーリー、
思い出しもしない気がするわ(笑)。


評価 ★★★☆☆

nice!(27)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 27

コメント 4

原みつる

ストリートファイターって言うとバンダム?だったかな~こんな映画ありましたよね?
このストリートファイターって知らないです。チャールズ・ブロンソンって名前は聞いたことあるけど映画は観たことないです^^;
by 原みつる (2013-10-13 08:28) 

青山実花

原みつるさん
コメントありがとうございます。

ありますあります(笑)
ゲームを映画化したヴァンダム主演の作品が。

こちらはそれよりずっと古いです。
チャールズ・ブロンソンは、
私もDVDやビデオでしか見た事がないのですが、
特に男性から人気があったようですね。
あまりハンサムでないのがいいのかも・・・(笑)。


by 青山実花 (2013-10-13 08:54) 

desidesi

この映画は、わりと最近、深夜のTVで観ました。
チャールズブロンソンといえば、子どもの頃、
映画「荒野の七人」「大脱走」のテレビ放送や
マンダムという男性化粧品のCMでしか知らなかったけど、
こういう位置づけだったのか…と納得したものです。
by desidesi (2014-10-05 22:58) 

青山実花

desidesiさん
コメントありがとうございます。

私もチャールズ・ブロンソンって、
俳優としてどのような立ち位置にいるのか、
いま一つ分かりませんでした。
日本だけの人気なのか、
本国でもそうなのかも判断ができませんでしたし。
・・・っていうか、
未だによく分かっておりません(笑)

by 青山実花 (2014-10-09 19:13) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0