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「白と黒のナイフ」 [映画]

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〔1985年/アメリカ〕


大富豪の女性宅に、何者かが侵入し、
彼女は狩猟用ナイフで惨殺される。


彼女が死んだ事により、
資産は全て夫・ジェフ・ブリッジズが相続する事になるが、
状況証拠により、ブリッジズは逮捕されてしまう。


多額の保釈金を払い、
裁判までは自由の身となったブリッジズは、
敏腕弁護士・グレン・クローズに弁護を依頼する。
彼女の最初に、
「ブリッジズが明らかに犯人だったり、
 嘘を吐いた時は、弁護を降りる」と言い渡し、
弁護を引き受ける。


ブリッジズの無罪を勝ち取る為、
そして、過去に自分を陥れた検事・ピーター・コヨーテと
対決するため、
クローズは証拠集めに奔走する。
さらに、ブリッジズと時間を共有するうちに、
2人は愛し合うようになり、結ばれる。


裁判が始まった。
クローズとコヨーテは、
互いに証拠を出し合い、
一歩も引かぬ様相。
果たして真犯人は誰なのか・・・。





出だしはとっても面白かった。
酷い殺人事件が起こって、
夫が逮捕されたけれど、
真犯人は誰なんだろう、早く知りたい、って。


でも、途中で笑ってしまう。
女弁護士と容疑者が、
一線越えちゃ駄目でしょ。
そんな事をしたら、
特に女は、平静な判断ができなくなる気がする。
しかも、敏腕という割に、
グレン・クローズは、その事を、
後ろめたいとか、そんな風には、
全く感じていないみたいだし。


案の定、
検事のピーター・コヨーテは、
隠し玉とも言える、証人を連れてくる。
それは、ジェフ・ブリッジズの愛人。


グレン・クローズの激しい動揺と、
ブリッジズへの責めの言葉は、
弁護士の立場というより、
女の嫉妬そのもの。
そんな状態じゃ職務を全うできないと思うんだけど。
やっぱり、いくら惚れちゃったとしても、
お楽しみは、全てが片付いた後にした方がいいと思うなぁ(笑)。


裁判の場面はなかなか面白かった。
次々新しい証人が出てきて、楽しめる。
まぁ、アメリカの裁判って、
何か変だとは思うけど、
国民が納得してるなら、
別に私は構わない。


真犯人が分かった後の、
クローズの行動も解せない。
観た方なら分かると思うけれど、
彼女は、焦ってるんだか、呑気なんだか(笑)。
とっても好きな女優さんではあるけれど。


評価 ★★★☆☆

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