「ワイルド7」 [映画]
〔2011年/日本〕
国家が作り上げた、超法規的組織、「ワイルド7」。
メンバーは前科者ばかり7人で、
警察の手に負えない事件を追い、
犯人を抹殺する事も秘密裡に許されている集団。
指揮官・中井貴一は、
曲者揃いのメンバー、
飛葉大陸(瑛太)、セカイ(椎名桔平)、オヤブン(宇梶剛士)、ソックス(阿部力)、
パイロウ(丸山隆平)、ヘボピー(平山祐介)、B・B・Q(松本実)を、
時に励まし、時になだめながら、
指令を出してきた。
世間は彼らの存在に半信半疑だったが、
新聞記者・藤堂正志(要潤)は、
確信を持って調査をしていた。
部下・岩下こずえ(本仮屋ユイカ)に叱られながら。
また、飛葉は謎の女・本間ユキ(深田恭子)と知り合う。
誰も愛さないと決めている飛葉だったが、
彼女にどうしようもなく惹かれてゆく。
そんな時、殺人ウィルスを積んだ飛行船が、
東京上空に現れた。
テロ組織は、国家を脅迫。
さらにその裏には、
別の人間の大きな陰謀があった・・・。
国家が作り上げた暗殺者と聞いて、
最初にフランス映画、「ニキータ」を思い出したのだが、
なんと、この映画の原作はそれよりずっと古い、
1969年の日本の漫画だと知って驚いた。
テレビドラマ化もされているそうだ。
もちろん本作は昔より現代的に作られているであろうが。
話のテンポやアクションシーンは、
それなりに見応えがあった。
原作のファンの方がどう思うかは分からないけれど。
ただ、私が呑気すぎるだけかもしれんが、
「ワイルド7」のような集団に、
しょっちゅう登場をお願いするほど、
日本で凶悪犯罪が起こっているとは思えない、
っていうか、
そんな社会は嫌だよ(笑)。
どの程度の事件を凶悪犯罪と考えるのかにもよるだろうけど。
日本国民のあらゆる個人情報を管理しているというシステムが出てくる。
あれが架空のものなのか、
現実に、どこまで管理されているのか、
ちょっと考えてしまう。
しかも、それを作動させる事ができるのは、
日本でたった一人だというけれど、
それはマズいんじゃ。
その人間は、
ある意味、独裁者的な存在になってしまう。
メンバーは全員、荒くれ者という設定のようだが、
みんなそれなりに「いい子」だ。
それほどとっぱずれた人間はいない。
まぁ、前科者だからって誰でもメンバーになれるわけではなく、
その中でもまともな人間を選んでいるからなんだろうけど、
もう少し凄いエピソードでもあれば良かったな。
評価 ★★★☆☆
あけましておめでとうございます!
ワイルド7、ドラマは知ってます。面白そう!
by babu (2012-01-02 22:50)
babuさん
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
「ワイルド7」のドラマをご存知でしたか!
そんなに毎週、凶悪犯罪が起こっていたのでしょうか!?(笑)
(ごめんなさい、すぐ茶化してしまって。でも知りたいです)
by 青山実花 (2012-01-02 23:52)