「摩天楼」 [映画]
〔1949年/アメリカ〕
ニューヨークの建築家、ゲーリー・クーパーは、
天才的なビル設計能力を持っていたが、
デザインが斬新すぎて、なかなか一般受けしない。
また、自分の信念を貫くため妥協がなく、
保守的な顧客から、手直しを要請されても、
聞く耳を持たず、仕事依頼は中々来なかった。
「ニューヨーク・バナー」新聞のコラム欄で、
ロバート・ダグラスがそんなクーパーの姿勢を非難、
クーパーは苦境に立たされる。
しかし、女性コラムニストのパトリシア・ニールは、
彼の仕事に関心を持っていた。
気に入らない仕事をするくらいなら、
肉体労働をしていた方がマシだと、
クーパーは山奥の採掘場で石切工として働くようになる。
休暇を取っていたニールは別荘に行き、
そこでハンサムで逞しい石切工と目が合い、
たちまち惹かれてしまう。
彼こそがクーパーだとは知らずに・・・。
真面目な社会派映画だと思うのだが、
私が粗筋を書くと、
どうしても、女の側に立ってしまい、
全然違う印象になってしまっている気がする(笑)。
だって、登場してきたばかりのパトリシア・ニールったら、
態度がでかくて、ワガママで、
鼻持ちならない女なのよ(笑)。
石切工だと見下しながらも、
どうしようもなくクーパーに惹かれる彼女は、
自分の部屋の暖炉の大理石を壊して、
修理にクーパーを呼びつける。
クーパーが下見をして、一度帰り、
後日工事に来たのが別の男だったものだから、
彼女のプライドはズタズタになるんだな。
彼女は、馬を走らせてクーパーを見つけると、
なんと、馬用の鞭で彼の顔をひっぱたくのだよ。
馬の鞭で顔よ!
それ以上に人を馬鹿にした行為ってあるのかしらと思うくらい、
酷い場面。
当然クーパーは顔から血を流す。
あんなハンサムなクーパーの顔に傷つけるなんてと、
(そこかよ!(笑))
こちらの方が怒りたいけれど、
さすがクーパーは、激昂したりはしない。
別の方法で彼女の心を掴む。
やっぱりゲイリー・クーパーね(笑)。
と、そんな事は、映画のどうでもいい一部であって、
その後、クーパーは建築家として大きな変化を遂げてゆく。
本当はそちらを書かなくてはいけないのだろうけれど(笑)。
実は硬派な物語(笑)。
評価 ★★★☆☆
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
ゲイリー・クーパーは年食ってもハンサムですよねえ。
だからって、20歳以上年下のパトリシア・ニールと不倫するのはいただけないですが……。
by 水上耕助 (2012-01-01 09:57)
水上耕助さん
こちらこそ、宜しくお願いします。
私もゲイリー・クーパーは、
特別にハンサムだと思います。
最近ではいないタイプですね。
それから、水上さんのコメントを読ませていただいて、
ウィキペディアで調べましたら、
クーパーとニールは、
この映画の2年も前から不倫関係だったのですね。
先に知っておけば、また違った印象でしたでしょうに残念です。
by 青山実花 (2012-01-01 23:41)
あけましておめでとうございます!!
今年もよろしくお願いします!!
by sevensea-south (2012-01-01 23:50)
あけましておめでとうございます。
よろしくお願いいたします。
by いっぷく (2012-01-02 05:01)
sevensea-southさん
明けましておめでとうございます。
こちらこそ、今年も宜しくお願いします。
by 青山実花 (2012-01-02 23:27)
いっぷくさん
明けましておめでとうございます。
今年がいっぷくさんにとって良い年でありますように。
by 青山実花 (2012-01-02 23:31)
あけましておめでとうございます。
一隠れファンとして今年も楽しませて頂きます。
by 会長 (2012-01-05 10:49)
会長さん
あけましておめでとうございます。
まったくの手前勝手なブログですが、
そんな風に言ってくださる事を感謝しています。
これからも宜しくお願い致します。
by 青山実花 (2012-01-06 14:39)