SSブログ

◆ねえだっこして◆ [本]


ねえだっこして

ねえだっこして

  • 作者: 竹下 文子
  • 出版社/メーカー: 金の星社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 大型本


絵本は子どものものだと思われがちだけれど、
本書で描かれている、
悲しい気持ち、
切ない気持ちは、
やっぱり大人になってこそ、
本当の意味で理解できるんじゃないだろうかと思う。


今まで自分の場所だった,
居心地のいいおかあさんのひざや、
温かい腕の中が、
赤ちゃんが生まれた事で、
奪われてしまった猫の気持ちは、
涙が出そうなくらい健気だ。


赤ちゃんは小さいから、
その場所は譲るけれど、
本当は私だって抱っこしてほしい。
おかあさん、おかあさん、おかあさん、
時々でいいから私を抱っこして、と。


著者の意図は分からないけれど、
勝手に想像するなら、これは、
猫という設定にはなっているけれど、
弟や妹が生まれた上の子の気持ちを表していると言っていい。


全ての大人にこの絵本を薦めたい。

nice!(11)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 11

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0