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「スケアクロウ」 [映画]

scarecrow.jpg
〔1973年/アメリカ〕


カリフォルニアの田舎道で出会った、
ジーン・ハックマンとアル・パチーノ。
二人はなぜか一緒に旅する事になる。


喧嘩っ早いハックマンに、
暴力で何かを訴えては駄目だ、
人は他人を笑わせてこそなんぼ、と諭すパチーノ。
しかし、そのパチーノも、
妊娠させた女を捨てた過去があり、
女が産んだ子どもが男か女かも知らない始末。
仕送りはしていると言うが、
エラソーな事は言えないのである。


そして、今まさに、
パチーノはその女に会いに行こうとしているのだ。
子どもへの手土産を持って。
土産の箱の中身は、可愛い電気スタンド。
男の子でも女の子でも使える物を、と。


ハックマンはパチーノと組んで、
洗車屋を開こうと提案する。
汚れない車はないというのが、その理由。
確かにね。
もしかしたら、元手のかからない、
いい商売かもと、思ってしまったよ。


途中、二人は、ハックマンの妹の家に立ち寄ったり、
刑務所に入ったり、
色々あるのであるが、
ついに、パチーノの子どもを生んだ女の家まで辿り着く。
パチーノはアポなしでチャイムを押す勇気が無く、
すぐ近くの公衆電話から、電話を掛けるのだが、
その結末は、ここには詳しくは書かない。





なんとなく知り合った二人が、
旅をしてゆくうちに、
本当の友情が芽生える過程が、
とても良い。


途中、仲違いもあったが、
片方が本当に困った時は、
片方が、そんな事も忘れて助けてくれる。
二人は一緒で良かった、と思わされる。


ただ、パチーノの元彼女が出てくるまで、
特に大きな事件がなく、
ちょっと退屈。
映画というより、ドキュメンタリーみたいだ。
ラストは胸を打つ。


評価 ★★★☆☆

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