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「牧童と貴婦人」 [映画]

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〔1938年/アメリカ〕 


マール・オベロンの父は、次期大統領候補。
指名を取り付けるまで、家族のスキャンダルは御法度。
おかげでオベロンはがんじがらめに縛られる日々。


そんな境遇を可哀相に思う、理解ある伯父が、
彼女を賭博場に連れていくが、
それが新聞社に見つかり、
彼女は、当分の間、パームビーチに行かされる事になる。


パームビーチでの退屈な生活に飽きたオベロンは、
メイド二人がブラインドデートする事を知り、
自分も一緒に行きたいとせがむ。


そこで出会ったのが、カウボーイのゲイリー・クーパー。
二人はすぐに意気投合するのだが、
身分を明かせないオベロンは、
「自分はメイドで、金持ちのお嬢様のお世話をしている」と偽ってしまう。


故郷へ帰るクーパーの客船に強引に乗り込んだオベロンは、
船上で結婚式を挙げてしまうが、
それでもまだ、自分の身の上を話せずに困り果ててしまう・・・。





クーパーが、いつ、どんな形で、
オベロンの正体を知るのか、
それがとても楽しみだったのだが、
私好みのスッキリとした展開で、ホッとした。


クーパーがいい男すぎて、
粗野なカウボーイというには、ちょっと勿体無い気もしたけれど(笑)。
新婚生活を夢見るクーパーの、
変な一人芝居まで見られる。
クーパーの母親がまた、
クーパーに似ず、肝っ玉母ちゃんといった風情で、
物語に一味加えていた。


評価 ★★★☆☆

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