「プチ・ニコラ」 [映画]
〔2009年/フランス〕
フランスで50年も愛されている絵本、「プチ・ニコラ」の映画化。
日本で言えば、「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」といった感じで、
知らない人はいないそうだ。
優しい両親と楽しいクラスメートと幸せな日々を送っている、
フランスの小学生、ニコラ。
ある日、ニコラはお母さんに赤ちゃんができたと勘違いし、
自分は捨てられると思い込み、
なんとか捨てられないようにと、様々な手段を考える。
そんな彼にはクラスメイトも協力的で、
みんなでニコラの為に無い知恵を絞り出す日々。
この映画の何がいいって、学校は陰湿なイジメもなく、先生も優しくて、
両親も、厳しすぎず、甘すぎず、ちょっと間抜けで、虐待もなく、
子供たちがみんな、笑顔でいる事。
安心して観ていられたし、劇場内も笑いが絶えなかった。
この子たちは、日本で言えば小学何年生なのだろう。
やっている悪戯が「ちびまる子ちゃん」の
まる子やクラスメイトが考えそうなレベルだから、
3年生くらいかな。
「サザエさん」のカツオと比べるとちょっと幼いし。
太ってる子、メガネを掛けた嫌味な子、ちょっとアホな子・・・、
クラスメイトのキャラも、まる子とちょっと同じで笑える。
色んな子がいるけど、みんなが仲間という感じで、
個性を尊重している、そんな感じが素晴らしかった。
フランスの学校制度はよく知らないけれど、
生徒はみんな、上着にネクタイを着用を義務付けられているようだった。
さすがフランス。とてもお洒落。
評価 ★★★★☆
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