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「怒れ毒蛇(コブラ) 目撃者を消せ」 [映画]

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〔1974年/日本〕


小村諒平(田宮二郎)は、
犯人を執拗かつ冷酷に追いつめる、
通称「コブラ」と呼ばれる刑事。


ある日、ファッションモデルが、
何者かに殺され、
犯人を目撃した同僚モデル・マリ子(奈良富士子)が、
命を狙われるようになる。


犯人は、
次の選挙で立候補を予定していて、
マリ子に生きていてもらっては困るのだ。


小村は、事件の捜査に乗り出すが、
そこに、様々な思惑が絡んできて・・・。





これはどう見ても、
当時のブルース・リーの人気に、
あやかってるでしょ?(笑)


と観ながら思ったけど、
いい加減な事を書いてはいけないので、
調べてみたら、
案の定、この映画の公開年と、
ブルース・リーの全盛期とが、
ピッタリ重なる。


にしても、
パクりすぎでは。
田宮さんと、
彼が永遠に憎み続ける宿敵との
空手対決が、
ブルース・リーの映画そのもの(笑)。


プライドが高く、
他者の模倣など最も嫌いそうな田宮さんが、
よくこんな映画に出たな、と思うくらい。


痴情のもつれからくる殺人事件だと思われたのが、
犯人の一味の何人かが、
田宮さんと深い関係にあったというのも、
偶然過ぎる(笑)。


殺し屋の香港人の女は、
昔、田宮さんと関係を持ちながら、
実は、囮捜査に利用されただけで、
田宮さんを愛しながらも憎んでいたり、


宿敵の男は、
田宮さんの育ての親を殺した疑惑があったり。


それから、事件を担当する検事は、
田宮さんの昔の恋人を妻にしていて、
こちらも、
バチバチ火花を散らす。


その妻を演じているのが、
山本陽子さん。


山本さんが登場した瞬間、
「あ!」と脊髄反射した。
田宮さんと山本さんって、
不倫関係だと噂があったのでしょう?


今となっては、
そんな事、どーでもいい過去だけど、
2人のラブシーンを、
そういう目で見ていたら、
ちょっとドキドキした(笑)。


評価 ★★★☆☆

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