「女中さん日記」 [映画]
〔1956年/日本〕
田舎から、
都会の中西家に、
女中さんとしてやってきた、わかば(南左斗子)。
中西家は、
主人の啓之助と、その妻・よし江、
長女・百合子、
長男・竹雄、
そして、次女・みどりの
5人家族。
あるお休みの日、
初めて銀座に行ったわかばは、
田舎の中学の先輩・千代子と、
彼女の恋人・荒川に出会う。
ところが、
別の日、
荒川が百合子とも付き合っている事を
知ってしまったわかばは・・・。
中学を出たばかりの、
可愛い女中さん・わかばが、
都会の中西家で、
健気に働く様子を描いた、
50分ほどの小作品。
のんびりとした内容なので、
以前観た、小川真由美さん主演の「悪女」のような、
↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2020-01-30
ドロドロした事件は起こらない(笑)。
安心して観ていられる。
いざこざといえば、
若葉の先輩と、
中西家のお嬢様が、
男に二股かけられてたってくらい。
わかばにも恋を予感させるエピソードがある。
銀座に出た時、
彼女が落とした財布を拾ってくれた男性と
親しくなるのだ。
わかばは、勝手に、
彼を、有名ピアニストだと思い込む。
そこから、ちょっと齟齬が生じるけれど、
トラブルになる事もなく、
丸く納まる。
気分が落ち込んでいるときなど、
観れば元気になれるかも。
評価 ★★★☆☆