「透明剣士」

〔1970年/日本〕


ヘタレ剣士・夕月三四郎（酒井修）は、
ある日、父親を、
怪盗団に殺されてしまう。


三途の川を渡ろうとする父を
追いかけようとした三四郎は、
妖怪しょうけらに引き留められ、
ある秘薬の作り方を教えるから、
父の仇を討て、と言われる。


苦労して秘薬を作った三四郎が、
それを飲むと、
体が透明になり、
まずは、
長屋に嫌がらせにやってきた浪人を
追い払った。


三四郎は、
父親の仇である、
怪盗団の正体を知り・・・。





こ、これは・・・
カッコいいのか？（笑）。


主人公の三四郎ってのが、
ヒーローのように
描かれているけれど、
彼のした事といえば、
ただ、妖怪に教わった秘薬を
作って、飲んで、
透明になって、
敵に向かっていくだけのような（笑）。


元々、ヘタレで、
剣の腕前は、からきしダメで、
追い込まれると、
泣いて許しを乞うような弱虫だったけど、
特訓して、
剣が上達したとか、
そういうわけでもないし。


いや、この映画は、
おそらく、そんな事はどーでもよく、
大映の特撮映画、というのが、
重要らしい。


確かに、透明になった三四郎が、
刀を振り回したり、
蕎麦を食べたりするのが、
当時は凄い事だったのだろう。


それから、
とても貴重な映像だと思うのが、
ジャケット写真にもあるように、
横山やすしさんが出演されていること。


横山やすしさん、好きだぁ。
やすきよの漫才を聞きながら、
車の運転をすることもある。
私生活の破天荒さは、
伝説にもなっているけど、
今、やすしさんのような言動をする人がいたら、
一発アウトでしょうね。


もちろん、芸能人だからと、
特別扱いは許されないけど、
ああいう人はもう出てこないと思うと淋しい。


ところで、
透明になれる秘薬というのは、
高山に咲くチゴユリ、
谷に生えるすっぽん茸、
海藻・ホンダワラ
の3つを煮詰めるとできるらしい（笑）。


別に透明になりたいという願望はないけど、
なんでも願いが叶う秘薬、というなら、
取りに行って、
作るんだけどなーと、またいつもの妄想が湧いてきた（笑）。


評価　★★★☆☆

コメント 6

♪透明人間現る現る～　byピンクレディ（^∇^;）
横山やすしさんは、言動だけでなく行動も危険な感じだったけどね(^_^;)
by 英ちゃん (2021-05-05 13:02) 

これは知りませんでした。
子供の頃アメリカのテレビドラマ（当然白黒）で透明人間やっていて、怖がりながら見ていた覚えがあります(^^)
by 駅員3 (2021-05-06 07:14) 

このジャケット画像、やすきよが
主役並みに扱われてるけど、
そんなに大活躍したっけ・・・？。

というか、まぁこれ以外売りになる
キャストが今となってはいないのだが…。

そりゃあそうと、
右側にこの間から気になるリンク。
「大映全作品」という怖ろしいリストが…。

あなた気でも違ったのですか！。
なぜ、ここまで征服しようとするのですか！。
まさか、ワタシの心まで征服するおつもりですか！。

まずは制服でお越しください。
by 裏・市長 (2021-05-13 00:29) 

英ちゃんさん
コメントありがとうございます。

ピンクレディの「透明人間」好きです＾＾

やっさんは、存在そのものが危険でしたね＾＾；
亡くなってしまったのが残念です。

by 青山実花 (2021-05-20 23:34) 

駅員3さん
コメントありがとうございます。

テレビドラマでも、透明人間があったのですね。
子供だったら、それはそれは
怖かったことと思います＾＾；

by 青山実花 (2021-05-20 23:34) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

裏・市長さん、あなたは、
桂文枝さんを馬鹿になさっているのですか？

この映画、やすきよの他に、
売りになる人物がいないだなんて、失礼な。
桂文枝さんが出ているではありませんか。
文枝さんは凄い人なのですよ。
愛人問題があれほど大事になっても、
干されることなく、
「新婚さんいらっしゃい」に出続けていられるくらい、
お力のあるかたなのですから。

大映の作品を全部観るのは、
裏・市長さんのお心を征服するより、
1億倍も難しいですわ。
裏・市長さんは、制服さえ着ていればご機嫌ですものね。

前回のオフ会では、ナースの制服を着ましたけれど、
次は何がいいかしら。
キャビンアテンダントかしら。
マクドなんかどうかしら。

by 青山実花 (2021-05-20 23:34)