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「続々十代の性典」 [映画]

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〔1953年/日本〕


高校三年生の麻布節子(南田洋子)は、
親が決めた許嫁・新井慎吾(根上淳)が
いる事を知らされるが、
そんな結婚は絶対に嫌だと、断固拒否。


しかし、慎吾は、
節子を憎からず思っており、
自分の大学のジャズコンサートの切符を
送ってきたりする。


そんなある日、
節子は、
クラスメイトの田所圭子(若尾文子)ら、
男女数人で、
湖畔のキャンプに出掛ける。


すると、偶然、
慎吾と、慎吾の学友・佐山守夫(船越英二)も
同じキャンプ場に来ており、
一緒に行動するようになる。


ところが、ある夜、
佐山は、節子を誘い出し、
彼女を凌辱する・・・。





シリーズ3作目。


「性典」ものは分かるんだけど、
なんでこうも、
男が女を力でねじ伏せるような内容ばかりなんだろう。


2本連続してそんなものを観て、
ちょっとうんざり。
まぁ、この映画は、
「続」以上に、
観るのが難しいと思っていたから、
今回、観られたことは嬉しい。
それだけ。


節子に酷い事をする佐山は最低だけど、
その反面、
慎吾の真面目な事ったらない。


彼は、溺れて意識を失っている節子に、
思わずキスをしてしまった事を、
めちゃくちゃ後悔し、
自己嫌悪に苛まれている。
何もそこまで、というくらい。


そして、それを、
節子に乱暴したあとの佐山に相談するという、
なんともはや、な展開。


慎吾の態度を見て、
佐山は自分のしでかした事の重大さを
悔いるのだけれど、
もう遅いわ。


その件を節子の父親に知られる事になると、
父親は、
外聞ばかりを気にし、
佐山に対する非難の言葉は、
ついぞ口にはしなかった。


何でも悪いのは女か。


昨日に引き続き、
あー、やだやだ。


評価 ★★★☆☆





この作品で、
若尾文子さんの出演映画、161本中132本を観た事となりました。


(★は観た作品)


★春の雪 (2005)
★竹取物語 (1987)
★ある映画監督の生涯 溝口健二の記録 (1975)
★幻の殺意 (1971)
★男はつらいよ 純情篇 (1971)
★スパルタ教育 くたばれ親父 (1970)
★座頭市と用心棒 (1970)
★天狗党 (1969)
★千羽鶴 (1969)
★濡れた二人 (1968)
★積木の箱 (1968)
★不信のとき (1968)
★鉄砲伝来記 (1968)
★華岡青洲の妻 (1967)
★砂糖菓子が壊れるとき (1967)
★妻二人 (1967)
★夜の罠 (1967)
★雪の喪章 (1967)
 処女受胎 (1966)
★赤い天使 (1966)
★雁 (1966)
★氷点 (1966)
★処女が見た (1966)
★刺青 (1966)
★妻の日の愛のかたみに (1965)
★不倫 (1965)
★清作の妻 (1965)
★帯をとく夏子 (1965)
★女めくら物語 (1965)
★波影 (1965)
★花実のない森 (1965)
★幸せなら手をたたこう (1964)
 悶え (1964)
★卍(まんじ) (1964)
★獣の戯れ (1964)
★傷だらけの山河 (1964)
★「女の小箱」より 夫が見た (1964)
★温泉女医 (1964)
★新・忍びの者 (1963)
★越前竹人形 (1963)
★女が愛して憎むとき (1963)
★わたしを深く埋めて (1963)
★女系家族 (1963)
★八月生れの女 (1963)
★雪之丞変化 (1963)
★しとやかな獣 (1962)
★秦・始皇帝 (1962)
★瘋癲老人日記 (1962)
★その夜は忘れない (1962)
★やっちゃ場の女 (1962)
★仲よし音頭 日本一だよ (1962)
★閉店時間 (1962)
★爛(ただれ) (1962)
★雁の寺 (1962)
★家庭の事情 (1962)
★妻は告白する (1961)
★新源氏物語 (1961)
★銀座のぼんぼん (1961)
★女は二度生まれる (1961)
★女の勲章 (1961)
★東京おにぎり娘 (1961)
★好色一代男 (1961)
★お嬢さん (1961)
★婚期 (1961)
★花くらべ狸道中 (1961)
★銀座っ子物語 (1961)
 素敵な野郎(1961)
 鎮花祭 (1960)
★偽大学生 (1960)
★安珍と清姫 (1960)
★勝利と敗北 (1960)
★ぼんち (1960)
★からっ風野郎 (1960)
★女は抵抗する (1960)
★女経(じょきょう) (1960)
★初春狸御殿 (1959)
★浮草 (1959)
★実は熟したり (1959)
★美貌に罪あり (1959)
 花の大障碍 (1959)
★次郎長富士 (1959)
★氾濫 (1959)
★山田長政 王者の剣 (1959)
★薔薇の木にバラの花咲く (1959)
★最高殊勲夫人 (1959)
★あなたと私の合言葉 さようなら、今日は (1959)
 新婚七つの楽しみ(1959)
★母(1958)
★娘の冒険 (1958)
★夜の素顔 (1958)
 嵐の講道館(1958)
★一粒の麦 (1958)
★息子の結婚 (1958)
★口笛を吹く渡り鳥 (1958)
★愛河 (1958)
★忠臣蔵 (1958)
★螢火 (1958)
★東京の瞳 (1958)
 妻こそわが命(1958)
★青空娘 (1957)
★夕凪 (1957)
★誘惑からの脱出 (1957)
★永すぎた春 (1957)
★朱雀門 (1957)
★慕情の河 (1957)
 続銀河の都 (1957)
★スタジオはてんやわんや (1957)
 銀河の都 (1957)
 君を愛す (1956)
★四十八歳の抵抗 (1956)
★日本橋 (1956)
★涙 (1956)
 スタジオは大騒ぎ (1956)
 あさ潮ゆう潮 (1956)
★滝の白糸 (1956)
★処刑の部屋 (1956)
★新婚日記 恥ずかしい夢(1956)
★新婚日記 嬉しい朝(1956)
★赤線地帯 (1956)
★虹いくたび (1956)
★新妻の寝ごと (1956)
★花嫁のため息 (1956)
 薔薇の絋道館 (1956)
★弾痕街 (1955)
 七人の兄いもうと (1955)
★珠はくだけず (1955)
★長崎の夜 (1955)
★幻の馬 (1955)
 娘の縁談 (1955)
★薔薇いくたびか (1955)
★月に飛ぶ雁 (1955)
 幸福を配達する娘 (1955)
★螢の光 (1955)
 勝敗(1954)
 荒城の月 (1954)
★月よりの使者 (1954)
 緑の仲間 (1954)
★浅草の夜 (1954)
 慕情 (1954)
★舞妓物語 (1954)
★酔いどれ二刀流 (1954)
★或る女 (1954)
★心の日月 (1954)
 十代の誘惑 (1953)
 無法者 (1953)
★続続十代の性典 (1953)
 春雪の門 (1953)
★祇園囃子 (1953)
★続十代の性典 (1953)
★チャタレー夫人は日本にもいた (1953)
 怒れ三平 (1953)
★十代の性典 (1953)
 彼女の特ダネ (1952)
 街の小天狗 (1952)
 秘密 (1952)
★明日は日曜日 (1952)
 花嫁花婿チャンバラ節(1952)
★母子鶴 (1952)
★猛獣使いの少女 (1952)
★死の街を脱れて (1952)
★長崎の歌は忘れじ (1952)

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コメント 8

Ginger

クラスメイトに若尾文子様がいるかと思うと、いろんな意味でブルブルしてしまいます(〃ω〃) キャァ♪
by Ginger (2020-05-09 13:18) 

mitu

まあまあ
やだやだと言いながらも
若尾さんの映画が見れてよかったですね^^
by mitu (2020-05-10 06:02) 

青山実花

Gingerさん
コメントありがとうございます。

本当ですね^^
同級生なのに、憧れてしまいそうです^^
by 青山実花 (2020-05-10 15:19) 

青山実花

mituさん
コメントありがとうございます。

やだやだ、と言うのはコロナだけで沢山ですね^^;
ほんと、若尾さんの映画を
観られて嬉しかったです^^
by 青山実花 (2020-05-10 15:20) 

あとりえSAKANA

今もそうですが、スキャンダラスな内容を
作る側も見る側も求めるから、男が女を
ねじ伏せる内容になるのでしょうね。
(女が男をねじ伏せる、という時代では
ないですしねー。)
一時期ハマって読んでいた横溝正史氏の
小説でも 女性を[力で]とか[騙して]とか
が多かったです。いろんな意味で暗に
男性側の[力の誇示]の表現だったのかもです。
(今となってはハラスメントだらけです。)
by あとりえSAKANA (2020-05-10 16:14) 

裏・市長

ややっ…ここはもう2028年の世界ですか?。

そうそう思い出した。
2020年、青山実花さんが8年越しに
「続十代の性典」を見られた年に、
「嵐」が解散したんでしたね。

東京オリンペックを舞台に、
最期を華々しく飾って締めようとした「嵐」。

肝心のオリンピックが延期となってしまい、
ラストコンサートも自粛で会場が使えず、
オンライン解散でファンクラブ会員に向けて、
「今日でボクたち、解散しま~す」と、
発表してショボンと消えていきました…。

涙を誘いました。あまりのショボサに…。

やはり、悪い事は出来ませんね。
その報いは必ず返ってくるのですね…。





…って、昨日の今日でもう続編、
見てんじゃねーよ!!。
角野卓造じゃねーよ!!。

8年かけろよ!楽しくねーじゃん!!。

掟破りというか、空気が読めない
青山実花さんは一度、著名な方に
人生相談をされたほうがいいと思いますね。

ハードボイルド小説で一世を風靡した、
北方謙三先生なんかいかがでしょうか。

ただ、あの方はどのような相談、質問にも
最後は決まって、

「ソープランドに行け」。

これで終わらせてしまうんです。

若者のつまらない悩みはソープに行くことで、
すべて解決するそうなんです。

しかし…、金取っておいて、
返って来る答えが「ソープに行け」。

そんなんボクでも言えますよ。

という訳で、北方謙三に相談しても、
ボクに相談しても答えはそう変わらないと
思います。ボクならSSブログ割引がききますので、
格安でお引き受けできます。

今から30分間、オペレーターを増員して、
お待ちしています!。お電話は今すぐ!。

by 裏・市長 (2020-05-12 02:09) 

青山実花

あとりえSAKANAさん
コメントありがとうございます

映画は、ストーリーの流れとして、
そういう表現になるのは仕方ないとして、
現実に、
そのような事件を起こす人がいて、
しかも、時代が変わっても、
相変わらず、いる、ってのが、
何とも許し難く。
被害者は一生、心を殺されたままですものね。

by 青山実花 (2020-05-13 17:08) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます

本当に8年前の2020年は、大変な年でしたわね。

年の初め頃から、おかしな疫病が、
全世界で猛威を振るい、大多数の死者が出ました。

そして、日本では令和がたった2年で終わり、
香香元年が始まった年でもありました。

令和が終わった途端、
疫病がピタッと収まり、世界中に笑顔が戻った事は
忘れられません。
本当に不思議な事があるものです。

そうそう、あの疫病蔓延のさ中、
SMAPが再結成されたのですよね。
「こんな時、SMAPがいてくれたら」という声が日増しに高まり、
まさか本当に再結成されるとは。
夢のような出来事でした。

2021年に延期されたオリンピックも素晴らしかったです。
特に、ボクシングとホッケーは、
史上最高の試合と言われ、
今でも語り継がれておりますわね。


え?
なぜ、こんなに何もかもが上手くいっているというのに、
このわたくしが、
誰かに人生相談などしなくてはならないのです?

「ソープランドに行け」?

女のわたくしに、ソープに行けって、
それは、ソープで働けという意味ですか?

あなたは岡村なんですか?
人の不幸を待ってるんですか?

そりゃあ、わたくしは、
歌舞伎町を歩いただけで、
スカウトマンの名刺が500枚ほど集まる
美貌の持ち主ですわよ。

でも、歌舞伎町には、
映画を観に行くのであって、
仕事を探しに行っているわけではございません。

わたくしのような富豪が、
仕事を探すわけないじゃありませんか。


裏・市長さんに人生相談なんて
したくありませんわ。

どうせ答えは、
「大和高田市のソープで働け」でございましょう。

ところで、大和高田市にソープなんてあるんですか?


by 青山実花 (2020-05-13 17:46) 

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