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「エスケイプ・フロム・トゥモロー」 [映画]

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〔2013年/アメリカ〕


家族で遊びに来た、
某テーマパークの脇のホテル。
ベランダで、会社からの電話を受けたジム(ロイ・エイブラムソン)だが、
その内容は解雇通告で、ショックを受ける。


その事を妻には話さず、
とりあえず、夫婦と幼い子供たちで、
テーマパークへ。


途中で同じ電車に乗り合わせた、
若い女2人に目が釘付け。
園内でも彼女たちを見掛けたジムは、
妻と別行動をとり、
ずっと後を追う。


その後、ベンチで話し掛けてきた女と、
ベッドを共にしたり、
現実とも妄想ともつかない世界へ入ってゆく・・・。





映画が終わって、
劇場から出ようとした時、
扉を開けるタイミングが同じだった年配の女性が、
「気持ちの悪い映画でしたね」と話し掛けてこられた。


「はい、変な映画でしたね」と答えた私。
だって、本当に変というか、
何が言いたいのかよく分からなくて。


ディズニーランド無許可で撮影を敢行したのが、
売りだというこの映画。
私は別にディズニー信者ではないので、
ディズニーが穢されたとか、
そんな理由で変だとは思わないけど、
主人公のおっさんの行動が最悪で。


まず彼は、
若い2人組の女の子の尻を追っかけて、
息子が嫌がるスペースマウンテンに無理矢理乗り、
結果、息子は激しく嘔吐してしまう。
あんた父親じゃん。
何やってんの、と言いたくなる。


その後も、
転んで擦りむいた娘の手当てをしに入った医務室で、
看護婦さんの胸元を覗き込んだり、
痴漢のような行為が続く。
これを観た女で、笑える人は少ないであろう。


その後は、酒を飲み過ぎ、
アトラクションに乗りながら、
父親自身が嘔吐する場面もある。
あーーー、最悪。
若い者ならともかく、
いい年して、子供まで連れて、
そんな場所で、吐くまで酒を飲むなんて、
驚いてしまうよ。


ディズニーランドは夢の国じゃないと言いたいんだろうか。
そんな事は分かってるよ。
行きたい人は行けばいい。
貶めるにしたって、
もっと別の方法があるだろうに。


現実だか妄想だか、
その境界線もよく分からない。
原爆を彷彿とさせる場面もある。
何が言いたいんだろう。


ラスト近くの場面も、
神経質な人だったら、
吐き気を催しそう。


妄想を楽しめばいい映画なのに、
「子供の面倒みてあげてよー」と言いたくなる私には、
この映画を観る能力はないのだと思う。


評価 ★★☆☆☆

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