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「ど根性物語 銭の踊り」 [映画]

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〔1964年/日本〕


タクシードライバーの勝新太郎は、
正義感が強く、曲がった事を見過ごせない性格。


そんな彼の気質に目を付けた3人組の殺し屋、
船越英二、浜村純、ロイ・ジェームスは、
自分のたちの仲間にならないかと言ってくる。


殺し屋とはいっても、
彼らは社会の毒となる悪人を抹殺する仕事を
請け負っているのだ。


勝の最初の殺人は、
金融業の男を、
事故と見せかけて崖から落とし、
焼死させる事。
そしてそれは見事成功する。


次のターゲットは、
麻薬王・マイク・ダニン。
しかし、実はダニンの正体こそ・・・。





タイトルだけ見た時は、
勝新太郎が、商家の丁稚か番頭の役でも
するのかと思ったけれど、全然違っていた(笑)。


変なテイストの映画。
日本が舞台なのは間違いないんだけど、
なんだか無国籍な感じ。
無国籍映画というと、
小林旭を思い出すけど、
勝さんにも、こんな映画があったのね(笑)。


正義感が強いという設定の勝だけど、
タクシードライバーから、
突然殺し屋になるというのからして変(笑)。
人は人を、そんなに簡単には殺せないでしょう。


勝につきまとう、
中華料理屋の出前持ちを
江利チエミさんが演じている。
江利さんといえば、
高倉健さんの奥さんだった人だよね。
調べてみると、この映画は、
結婚している間に作られた作品のようだ。
実生活で健さんの奥さんをしている人が
映画で、勝新太郎とキスしたりしている。
なんだか笑える。


と、ここで思い出した。
ついこの間、中村玉緒さんが「徹子の部屋」にゲスト出演した際、
「勝の命日に、健さんは必ずお花を贈ってくれる」と
言っておられた。
この映画もそうだけど、
私が知らないだけで、
色々な作品で繋がりがあるんだろうなぁ、と思う。


超強力な接着剤を、
列車の車輪にたらして、
転覆脱線させる計画を練るシーンがある。
本当にそんな事が可能なのかは分からないけど、
CGのない時代に、
どんな風に撮ったんだろうと、
ちょっと興味深かった。


でも、それは勝の正義感により・・・
これ以上は書かない(笑)。


評価 ★★★☆☆

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