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「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」 [映画]

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〔2009年/日本〕


高校を中退し、
ニート歴8年の小池徹平は、
母の死をきっかけに就活。
不採用の連続であったが、
やっと小さなIT会社に合格する。


意気込んで出社した初日。
しかし、そこで働く面々は曲者揃いで、
会社の雰囲気は最悪。


大声で怒鳴るだけで責任感のないリーダー・品川祐、
品川の腰巾着でガンダムおたくの池田鉄洋、
情緒不安定な中村靖日、
社長の愛人と噂される、意地悪な経理のおばさん・千葉雅子。
唯一、真っ当そうなのは田辺誠一のみ。


品川と池田の嫌がらせや、
有り得ない残業時間に仕事量。
それらに耐えながら、
懸命に自力でプログラムを完成させた小池。


そんな彼が認められ、
次のプロジェクト限定でリーダーを任される事になる。
当然、品川はおもしろくないが、
田辺の機転で乗り越える。


その後も、派遣会社からやって来たマイコや、
早稲田卒で何かを企む田中圭などが入社、
その度に小池は振り回され・・・。





始まってから20分くらいまで、
何度も途中で観るのをやめようと思った。


仕事をしていれば、
辛い事が沢山あるのは分かってるけど、
とにかく品川祐の物言いが神経に触って。
彼は普通の話ができない男で、
会話はすべて罵声。
あんなんで、自分は楽しいんだろうか。


それ以外の面子は、
まぁ、変人ばかりではあるけれど、
耐えられないというほどではない。
慣れてしまえば、
その変人っぷりを楽しむ事もできそう。


田辺誠一の人柄に救われる。
彼は、何度も何度も小池を助けてくれる。
なんでそんな人格者が、
こんな会社にいるのかと、
小池も、観ている側も思うのだけれど、
彼には彼の事情があるようで。


お話しが進むにつれ、
小池も、そしてみんなも、
段々変わってきて、
面白くなってゆく。
現実はそんなに甘くはないんだけど、
でも、映画くらい夢を見ていたい。
途中でやめなくて良かった。


「ブラック会社」の定義はよく分からないけど、
ネットで皆さまの感想を読んでみると、
こんなもんでしょ、という意見が散見される。
仕事をするってのは、大変な事だ。


もともとは、
2ちゃんねるのスレッドだったらしい。
「電車男」と同じ。
読んだ事はないのだけれど。


評価 ★★★☆☆

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don

原作2chで読みました。結構感動した記憶があります。
たぶんネタだと思うのですが、こういう作品の発表の仕方が
あるんだと思いました。
by don (2013-09-22 21:07) 

青山実花

donさん
コメントありがとうございます。

読まれてましたか。
やはり映画化されるだけあって、
感動できるのですね。
ネタでもなんでも、楽しければOKだと私は思います^^
前にも書きましたが、
私は「電車男」が大好きです。
by 青山実花 (2013-09-26 16:01) 

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