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「サイド・エフェクト」 [映画]

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〔2013年/アメリカ〕


有能だったはずの夫・チャニング・テイタムが、
インサイダー取引の容疑で逮捕され、
精神に異常をきたしてしまった妻・ルーニー・マーラ。


4年間の服役の後、
テイタムは出所し、
夫妻は再び共に生活を始めるが、
マーラの精神状態は改善されないまま、
運転する車で、駐車場の壁に自ら激しくぶつかっていったり、
電車のホームから飛び降りそうな様子を見せるなど、
自傷的行為を繰り返す。


マーラを診察した精神科医のジュード・ロウは、
彼女がうつ病の薬の副作用に悩んでいた事を知り、
彼女の以前の主治医・キャサリン・ゼタ・ジョーンズに、
今後の治療方針を相談する。
ジョーンズの進言もあり、
ロウは、マーラに“アブリクサ”という新薬を投与すると、
効果が出たようで、マーラの症状は安定する。


ところが、“アブリクサ”には強い副作用があり、
マーラは世間を賑わすような、大変な事件を起こしてしまう。
薬のせいとはいえ、
ロウの医者としての地位は失墜。
勤務していた病院は解雇され、
妻は出てゆき、
過去の不祥事までほじくり出される始末。


窮地に陥ったロウだったが、
マーラの行動に、
何か納得がいかず、
独自に調査を始め・・・。





スティーブン・ソダーバーグ監督の、
薬害問題を描いたサスペンス映画。


といっても、
問題は製薬会社でなく、
患者の側にあるので、
裏に利権が絡んだ巨大な陰謀とか、そのような事はなく、
あくまでも個人的感情の問題に終始している。
まぁ、私のような小市民には、
その方が理解しやすいので、好きな展開ではあるけれど(笑)。


観ていて、
「その手があったか」と思わないでもない。
何か悪い事をしでかして、
でも、全てを薬の副作用のせいにして、
無罪を勝ち取るという完全犯罪。
もちろん、現実は映画のようにはいかないし、
現にジュード・ロウは、
自分がされた事の何倍もの返しを、
ルーニー・マーラにするわけなんだけど。


マーラが副作用を起こした薬の名前、
“アブリクサ”が、
日本語の語感だと、“炙り草”に感じられて、
ヤバい感じが倍増する気がしたのは私だけ?(笑)


現在、離婚が噂されているキャサリン・ゼタ・ジョーンズが、
気になって仕方なかった(笑)。
彼女は、ある性癖のある女性の役を演じているんだけど、
それが私の頭の中で、
私生活とリンクしちゃって、
「元々あの性癖だったせいで離婚になったのか、
 夫のマイケル・ダグラスが嫌で、ああなったのか」と、
一緒に観た友人と笑い合った。
映画の中の設定なのに、混同している(笑)。


彼女とダグラスの結婚時の契約も、すぐ話題になる事の1つ。
なにせ、
「結婚年数×2億円」と、最初に取り決めたとか、決めないとか。
今別れたら、26億円よ!
離婚は悲しい事だけど、
ちょっと羨ましい(笑)。


チャニング・テイタムを
この1か月の間に、
3回も劇場で観た。
今まさにチャニングバブル。
たまたま日本での公開が重なったのか、
本国でもそうなのかは分からないけど、
力が入ってるのは確かなのでしょうね。
新人というわけではないから、
ゴリ押しという事はないんでしょうけど。


評価 ★★★☆☆

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