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◆刑務所なう。◆ [本]


刑務所なう。

刑務所なう。

  • 作者: 堀江 貴文
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2012/03/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


堀江貴文氏が逮捕された時の事は
よく覚えている。


当時高校生だった、
知り合いの男子、
少なくとも3人が、めちゃくちゃ怒ったのが
すんごく印象的だったのだ。


これは直接聞いたわけではないけれど、
1人の子などは、
「不当逮捕だ!」と叫んでいたようで、
堀江氏が高校生にそこまで人気があったのかと、
ちょっと驚いたりもした。


受験を控えていた彼らにとって、
「東大」、
「起業家としての成功」などのアイコンは、
大変に魅力的だったのだろう。


で、この本。
堀江氏の獄中日記。


読んでいて、まずお腹が空いてくる。
なぜかって、
彼は毎日の日記の中に、
3食のメニューを必ず書き記しているのよ(笑)。


それがもう、
普段私が食べているものよりも、
ずっと質が良くて(笑)。
例えば、ある日の献立、
朝食・・・麦飯・味噌汁・金平レンコン・味付け海苔・
昼食・・・麦飯・魚のムニエル・ハムのミルク煮・ほうれん草ごま辛子和え
夕食・・・小豆ご飯・メンチカツ・茎にんにくとツナ炒め・にら卵とじ


上記のメンチカツなど、堀江氏絶賛(笑)。
なんでも、彼が収監された長野刑務所というのは、
全国でも1・2を争う、お食事の美味しい刑務所なのだとか。
刑務所に、そんな差があるとは知らなかった。
万が一、今後私が刑務所に入るような事態になった時は、
ぜひとも、長野に入れてほしいものだわ(笑)。


しかも、朝からきちんと食べているのに、
収監されて半年で、20キロも体重が落ちたそうだ。
やっぱり規則正しい生活がいいのだろうか。
あと、ジャンクフードを食べないからとか?
腸の調子も大変に良くなったようだ(笑)。


そして笑ったのが、
刑務所の中でも、
ダサい格好をしていると笑われるそうで、
スタッフが差し入れた、
ラクダ色の下着は二度とやめてくれと、
キレ気味だったというエピソード(笑)。
オシャレな人は、カラーコンタクトを付けているそうだ。


映画やテレビなども結構観られるらしくて、
その辺の話題も多い。
実際は辛い事も沢山あるだろうけれど、
そういった事はあまり書かれていないので、
規則正しい生活とか、
ダイエットとか、
映画の話題だけを読むと、
刑務所も悪くないかも、と思ってしまう(笑)。
(んな訳ないのは分かってるけど)


収監されたばかりの頃は、
落ち込む様子も見せていたけれど、
基本的にとても前向き。
落ち込み期が過ぎると、
仕事がしたくて堪らないようだ。


私の堀江氏の好き度は、10中6・7くらいだけど、
やっぱり、世に出てくる人はパワーが違うのねと、
そのあたりには感心する。


獄中日記の合間に、
時事問題への感想や、
スタッフ日記が挟まれる。
これも中々面白い。


深いものを期待するとガッカリするけど、
堀江氏の頭の中を覗くにはいい本かも。
ただ、普通の人はこうはいかないでしょうね。
優秀であろうスタッフが定期的に面会に来てくれるし、
著名人の面会も多い。
(2ちゃんねるの主催者・ひろゆき氏なども、
面会に行っては、堀江氏をからかっているようだ。
そのあたりは笑えるけど)
もし私が収監されたりしたら、
周囲の人は呆れかえって、
誰一人、来てくれない気がするわ(笑)。

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コメント 4

Daisy

私は堀江氏が拘置所にいるときに1ヶ月で本を100冊読んだとか
言ってたので「私も拘置所入りたい・・・」などと思ってしまいました(^^;
それにしても刑務所のメニューがすごいですね。
刑務所入ったら健康体になりそう(笑)
by Daisy (2013-07-23 07:17) 

青山実花

Daisyさん
コメントありがとうございます。

わー♪良かったです。
同じ事を考えられたのですね。
1ヶ月で100冊の本って凄いですね。
本と映画三昧(なわけないでしょうけど)なら、
本当、刑務所も悪くないですね(笑)。

そうなんです、
バランスの良いメニューな上に、
味もいいそうで。
羨ましいくらいでした。
「美味しい」という単語が一番多く使われている気がしました(笑)。

by 青山実花 (2013-07-23 21:57) 

don

こんばんは~
本の内容よりも、「高校生の知り合い」が気になりました。
青山さん、結構若いんですね^^
by don (2013-07-25 21:35) 

青山実花

donさん
コメントありがとうございます。

ひゃ~、嬉しい誤解をありがとうございます。
たまたま若い知り合いがいるという事で、
私自身は若くないです(笑)。

堀江氏の、母との確執についてですが、
彼が時代の寵児と呼ばれていた頃、
私自身も興味を持って、コピーした雑誌の記事が
今も手元にあるので、読み返してみました。

堀江氏の母は、堀江氏の父との仲が良好とはいえず、
仕事に夢中になり、
堀江氏にも、深い愛情を注いだ事がなかったと書かれています。
彼が有名になり、母が何度面会を申し込んでも、
一度も応じた事はないとも。

donさんが書かれているように、
父とも上手くはいっていないようですね。
父は巨人が負けただけで、
その鬱憤を堀江氏を殴る事で晴らしていたと。

甘やかされたお坊ちゃんかと思っていたら、
彼にも苦しみがあるんですね。

昨日立ち読みした、
藤田晋氏の「起業家」の中の、
堀江氏とデートしていた美人のくだりに笑いました。
堀江氏もやはり女には弱いようで(笑)。

by 青山実花 (2013-07-26 11:31) 

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