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「キリング・フィールズ 失踪地帯」 [映画]

killingfields.jpg
〔2011年/アメリカ〕


テキサスの“キリング・フィールズ”と呼ばれる一帯では、
少女が殺される事件が多発し、
その殆どが未解決のまま。


地元の刑事・サム・ワーシントンと、
相棒のジェフリー・ディーン・モーガンは捜査に当たっているが、
なかなか成果を上げられない。


一方、この町に住む少女・クロエ・グレース・モレッツは、
母が家に男を呼んでいる間は、
外に出されるなど、
辛い日々を送っていた。


モレッツを気に掛けては、
母に注意するモーガンだったが、
状況は特に好転しないまま。


ある日、モーガンがモレッツを車に乗せて、
家まで送る途中、
コンビニに寄る。
すると、彼が車中で電話している最中に、
モレッツが誘拐されてしまう。


彼女を探して、
“キリングフィールド”に入っていったモーガンは・・・。





タイトルの通り、
何だか暗い。
さらに、事件が湿地帯で起こっているだけあって、
ジメジメしていて、
スッキリしない。


町全体も、とても嫌な雰囲気。
多くの人々が、荒んでいて、
真っ当な仕事をしている人など、
殆どいない印象。
いつ犯罪が起きてもおかしくない感じ。


私の知らない、観光地でないアメリカ。
いつもはアメリカを、とても好き、と思っているけれど、
デフォルメされているとはいえ、
これが現実なのかも。
こういった地域に行く勇気はない。


クロエ・グレース・モレッツの家にしたって、
その環境は最悪で、
どう見ても、
子供を育てられる家ではない。
「子供は親を選べない」とはよく言われる言葉だけれど、
こういった映像を観ていると、
つくづくその通りだと痛感する。


映画としては平凡。
量産される犯罪物の一つに埋もれて、
思い出す事もないであろう内容。


サム・ワーシントンの元妻が、
やはり刑事をしていて、
何かと彼に絡んでくるという、
手垢の付いたような設定がここにも(笑)。


なんでこの手の映画って、
別れた夫婦が嫌々一緒に仕事するって状況に
話しを持っていくかな。
まぁ、途中で刑事同士が、
変な恋愛関係になるよりは、
マシかもしれないけど。


評価 ★★★☆☆

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