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「華麗なるヒコーキ野郎」 [映画]

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〔1975年/アメリカ〕


1920年代。
戦争から帰ったウォルドー・ペッパー(ロバート・レッドフォード)は、
“バーンストーミング”と呼ばれる、
飛行機でのショーを生業としていた。


それは、
小さなプロペラ機で田舎町をまわり、
人々を乗せてやったり、
危険な曲乗りをして見せるというものだ。


しかし、同業者が多く、
人々も、そう飛行機を珍しがらなくなってくる。
その日も、同じ町で、
アクセル・オルソン(ボー・スヴェンソン)という男とかち合い、
ペッパーは、オルソンの飛行機のタイヤが
飛行中に外れるように細工し、
胴体着陸するように仕向ける。



彼は戦争中、対戦相手だったドイツ軍の兵士で、
有名な飛行機乗りのケスラーに憧れおり、
事あるごとに、
「自分はケスラーと戦った」と吹いてまわっていたが、
オルソンは仕返しに、
その話がホラな事を知っていると、
ペッパーに恥をかかせるのであった。


同業者がますます増え、
何か人と違う事をしなければ生き残れないと考えたペッパーたちは、
ある事を思いつくが、
その練習中、大変な事故が起こってしまう・・・。





映画中の起こった二度の大きな事故が大変にショック。
一度目は、
観ているこちらも予期しなかった、
突然の出来事で、
「あっ!」と声をあげてしまったくらい。


二度目は、ある程度予測はできていたけれど、
「どうか、私が想像するような事が起こりませんように」という
思いとは逆に起こった、最悪の事態。


それにしても、
今だったら、考えられないような、
飛行機乗りたちの自由な感じったら。


上記にも書いたような、
人の飛行機の車輪を外れるようにイタズラするなんて、
今だったら、大問題になるだろう。
でも、当人も、見ている人々もみんな笑っている。
違和感があるくらいに、のんき。


街の通りを屋根スレスレに飛んだりもする。
人々もそれを怒っているようには見受けられない。
飛行機事故の恐ろしさが
まだ分かっていなかったのだろうし、
法律も整ってはいなかったのだろう。


ロバート・レッドフォードは、
以前からブラピと似ていると言われていたけれど、
これを観ると、本当にそれがよく分かる。
いわゆるハンサム顔。
女の子に人気があるのも分かるわ(笑)。
素敵だものね。


評価 ★★★☆☆

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コメント 2

yonta*

この作品は未見なのですが、以前、戦争から戻った後に
飛行機でのショーや、レースで生計を立てている・・
という映画を観ました。

その時、やっぱり危ないなあ、というのと、
子どもの教育上問題にされそうなショーだったりしたので(笑)、
今では考えられないなあ、と思いました。

戦場から戻った後に、一般的な仕事に就くのが大変な
就職難の時代だったのかしら、とか
危険な仕事だから、報酬が良くてやっているのかなとか、
すごく余計な事ばかり気になってしまって・・^_^;

ロバート・レッドフォードのようなハンサムが
飛行機に乗っていたら、さぞかしモテるでしょうね。
by yonta* (2012-09-09 01:59) 

青山実花

yonta*さん
コメントありがとうございます。

やはりこの映画で描かれていたような仕事は、
実際にあったのですね。

はい、本当に危ないです。
しかもレッドフォートは無免許なんですよ。
今では考えられませんよね。

yonta*さんと私、思考回路が似ていますね(笑)。
私も、
「なんでこの人はこんな事を
一生懸命やってるんだろう」と思ってしまう質で(笑)。
この映画のレッドフォードに限っていえば、
「とにかく飛行機が好き」という事らしいです。
戦争で空を飛んで、その時の快感が忘れられない、みたいな。

レッドフォードはお客さんを乗せて、
その辺りの空を一周するという仕事もしています。
彼が巡業にきたら、
私は真っ先に並んじゃいそうな予感(笑)。

by 青山実花 (2012-09-09 22:06) 

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