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「猿の惑星 征服」 [映画]

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〔1972年/アメリカ〕


先日書いたように、「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」を観て以来、
1970年代の「猿の惑星」が気になって仕方なく、
まだ記憶が新しいうちにと、
未見のこの4作目と、5作目を借りてしまった。


舞台は、3作目から20年後の1991年。
3作目で、未来から来た猿夫婦、コーネリアスとジーラから産まれた子、シーザーは、
両親と同様、高い知能を持っていた。


彼はサーカスの団長に可愛がられていたが、
言葉を話せる事は絶対に人間に知られてはならないと、
固く誓っていた。
地球では、1983年の伝染病で犬猫が死滅し、
人々は猿をペットとして飼うようになっており、
猿に給仕や靴磨きなどの仕事をさせているのだ。
人々は猿たちを奴隷としか思っておらず、
彼らの人格(猿格?)は無視だった。


しかし、ある出来事がきっかけで、
シーザーが言葉を話せることが分かってしまう。
猿の管理局は、シーザーを捕らえようとするが、
なんとか逃げ出し、
奴隷として、知事の家で働き始める。


彼は他の猿に働きかけ、
地下組織を作り、武器を集め、
人間に立ち向かう時期を窺う。
様々な出来事があり、猿たちは立ち上がる・・・。





突っ込み所は多々あるが、
つまらなくはない。
私は3作目が好きなので、
あの中で生まれた子が、
こんなにも成長したかと思うと、
それだけで感慨無量。


「創世記(ジェネシス)」で猿の名前がシーザーというのも、
ここから来ているんだなぁと、そんな細かい部分も面白い。


設定が1991年というもの面白いな。
今から20年も前の設定だけど、
作られた当時からしたら、
ずっと先の未来だったのでしょうね。


人間は、自分たちが楽したい為に、
猿に雑事をさせたいのだろうが、
猿に仕事を教えたり、
躾けしたり、
管理したり、
見張ったり、
かなりの時間を割いて、それに腐心している。
もう、猿の事しか頭にないみたいだ。
本末転倒。
物凄く滑稽。
自分でやった方が早いって(笑)。


評価 ★★★☆☆

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