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「最後の猿の惑星」 [映画]

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〔1973年/アメリカ〕


シリーズ5作目にして最終章。
「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」をきっかけに、
結局、未見だった4、5作目を観てしまった。
今週は猿週間(笑)。
でも、こんな事でもなければ、
観たいと思いつつも、
中々手が出なかった作品なので、
いい機会ではあった。





人間と猿の核戦争により、
多数の死者を出し、
文明を失ってしまった地球。


生き残った人間と猿は、
共存の道を模索していたが、
立場は猿の方が人間より上になっていた。
4作目で猿のリーダーだったシーザーも、
小さなコミューンのリーダーとして暮らしている。


しかも今度は、猿同士のいざこざが起こり始める。
人間との共存をよしとしないゴリラたちは好戦的で、
平和を望むシーザーたちと対立し、
足並みが揃わないのだ。


悩んでいた彼は、荒廃した都市の地下に、
両親が映ったビデオテープがある事を知り、
答えを求めて、それを探しに出掛ける。
テープを見られたのは良かったが、
そこには、生き残った人間が暮らしており、
シーザーに襲い掛かる。


なんとか逃げ出したシーザーだが、
人間たちは兵器を持って、
コミューンにやって来る。
シーザーたちはどうなるのか。
また、対立するゴリラとの関係は・・・。





シーザーは悩んでいるよ。
どうしたらいいのか、
未来はどうなるのか。


絵的には、猿が悩んでいるものだから、
逆に、ものすごく哲学的に見えるのよ。
原始人が何かを深く掘り下げて考えている姿を見るのと
同じような印象で。


猿は、絶対犯してはならないタブーを作った。
「猿は猿を殺してはならない」と。
しかし、それが破られる出来事が起こって、
さらに、憎しみが連鎖してゆく。
人間にも同じタブーがあるけれど、
結局、守られてはいないし、
生き物って、争わずにはいられないのだろうかね。


このシリーズは、全てがアメリカを舞台としているけれど、
他の国はどうなっているのか、
すごく興味があるよ。
島国の日本も同じような状況なのか?


一匹の猿が芋を洗う事を覚えたら、
それと同時期に、何千キロも離れた所に住んでいる別の猿も、
やっぱり芋を洗い始めたという逸話を聞いた事がある。
でも、シーザーは、未来から来た猿夫婦の息子で、
進化とは違うしな。
日本の状況が知りたい(笑)。


評価 ★★★☆☆

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