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「半魚人の逆襲」 [映画]

hangyojinnogyakushu.jpg
〔1954年/アメリカ〕


アマゾンに生息すると言われる、
伝説の半魚人を捕獲しようと、
調査隊が現地へ赴く。


半魚人は、割と簡単に捕まり、
マイアミの水族館に連れてこられ、
魚たちの水槽に入れられ、鎖で繋がれる。


動物学者のジョン・エイガーは、
そこで知り合った、美しい女科学者、ロリ・ネルソンと共に、
半魚人の知能を測るべく、
様々な実験を試みるが、
半魚人は、持ち前の怪力で、鎖を引きちぎり逃亡。
行方が分からなくなってしまう。


半魚人は、ネルソンに惚れてしまったようで、
彼女の周辺に現れ、
遂には彼女を誘拐する。
ネルソンはどうなるのか、
そして半魚人の運命は・・・。





これ、半魚人が可哀相すぎないか?
何も悪い事をしていないのに、
いきなり、アマゾンからアメリカに連れてこられて、
繋がれて、
変な実験させられて。
怒るのも無理はないであろう。


半魚人自体がまた、人が安っぽい着ぐるみを着ただけの代物で、
あまり大きくないものだから、
余計に可哀相に感じる。
(ジャケットの絵の縮尺は、明らかに誇大広告だ(笑))
それに、中に入って演じている人も大変だなぁって。
なにせ、場面の殆どは水中なわけだし、
観ている私の方が息苦しかったよ。


「キングコング」や「ロスト・ワールド」の
スケールの小さい版と考えるのが一番分かりやすいかも。


なにゆえに、こんな物を観たかって、
それは、あのクリント・イーストウッドが端役で出ていると知って、
とても興味があって。
今は大監督のイーストウッドも、
やっぱり、こんな下積み時代があったのね。
デビュー作かどうかは分からぬが、
それに近い作品である事は間違いないだろう。


彼は、ジョン・エイガーの助手役であった。
数秒の出演だが、一応、セリフはあったから、
通行人以上ではある(笑)。
とりあえず、半魚人に殺される役じゃなくて良かった。
もしくは、半魚人の中の人じゃなくて(笑)。


評価 ★★★☆☆

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コメント 4

坊や

へたなコメディーより笑えそうですね。当時の製作者達は真剣
だったのだろが、それが又可笑しいー。 大スターの売れない下積み時代の映像は興味有りソコだけ何度も見返しちゃいますね。チョイ役で短時間なほど何度も何度も・・・ ^^;
by 坊や (2011-08-06 10:43) 

青山実花

坊やさん

暴れる半魚人を捕まえるシーンなどは、
半魚人が暴れてるんじゃなくて、
ロープを持った俳優さんが一人で動いている感じです(笑)。
(エド・ウッド監督も同じ手法で撮っていますよね(笑))。

今では大スターと呼ばれる、ジョニー・デップもディカプリオも、
ジョン・トラヴォルタもケビン・ベーコンも、
新人の頃はみんなホラー映画に出ていますね。
そこから伸びる人と、そこで終わってしまう人とでは、
何か光るものが違うのでしょうか。

by 青山実花 (2011-08-06 21:02) 

バラサ☆バラサ

確かにジャケとは全然違いますが、造型がセンス・オブ・ワンダーの固まりみたいで、半魚人さんは昔から気にっています。

しかし、映画は観たことがありません。やはり、ショボいのですか。
by バラサ☆バラサ (2011-08-15 18:39) 

青山実花

バラサ☆バラサさん

人魚は美しく幻想的に描かれる事が多いのに、
半魚人はなぜ、化け物のように感じられるのでしょうね。
上下、反対になっただけなのに(笑)。

そういえば、男の人魚、
女の半魚人って、あんまり聞きませんし(笑)。

映画、ぜひご覧になってみて下さい。
ショボいですが、
そのショボさが楽しめますので(笑)。
by 青山実花 (2011-08-16 16:31) 

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