◆白銀ジャック◆ [本]
スキー場に届いた、一通の脅迫メール。
ゲレンデに爆弾を仕掛けたというその内容に、
関係者は驚く。
警察に通報すれば、
スキー場の閉鎖は必至。
ただでさえ苦しい経営が破綻してしまう。
これはもう、
犯人の言いなりになるしかないのか・・・。
東野氏がウィンタースポーツがいかに好きかが
分かる一冊。
一度もスキーもスノボーもした事のない私でも、
とても詳しそうな様子が伝わってくる。
ただ、内容については普通。
東野氏にしては、緊張感も捻りもなかった。
登場人物たちも、
あまり好きになれなかったな。
犯人が余計な事をするなと言っているのだから、
それに従いなよ、と言いたくなるパトロール隊員やら、
男二人女一人で来ている、妙に軽いいとこ同士の客やら、
イライラさせられる奴らばかり。
全体的に、皆が幼い。
28歳にもなった女性パトロール隊員の、
あの喋り口調もなんだかな。
東野圭吾氏の作品はいくつか読んでみようかと思いつつも、最初に買った「名探偵の掟」一冊で停滞中だったりしますが……。
やっぱり、あれだけ作品が多いと「ちょっと外れ」はあるみたいですね。
by 水上耕助 (2011-05-02 06:51)
水上耕助さん
東野さんの著書は本当に多いですものね。
しかも新作は図書館で200人、300人待ちはザラ・・・。
凄い人気です。
もしこれから読まれるのなら、
私は、「白夜行」と、その続編と思われる「幻夜」を
お奨めします。
大げさでなく、
息をするのも忘れるほど興奮します。
私は酸欠になりかけました(笑)。
by 青山実花 (2011-05-03 20:12)