「SPACE BATTLESHIP ヤマト」 [映画]
〔2010年/日本〕
木村拓哉だった。
見事なまでに、
何をしても、
どこを切っても、
木村拓哉だった。
「宇宙戦艦ヤマト」の実写化、
古代進を演じるのは木村拓哉。
それを知った日から、
公開日をどれほど待ち焦がれてきた事か。
私の中で、木村は複雑な存在だ。
大好きでもあり、大嫌いでもある。
褒めようと思えばいくらでも褒められるし、
貶そうと思えば、どこまでも貶せる。
そして、いるだけで目がそちらにいってしまう。
常に気になる男。
まぁ、私がどう思おうと、
拓哉は痛くも痒くもないわけで、
一人で勝手にって事で。
私の記憶に間違いがなければ、
劇中、早いうちに、
「離せよ」が一回、「何だよ」が二回。
お笑い芸人さんが拓哉を揶揄する、
「ちょっと待てよ」(でしたっけ?)の変形バージョン。
拓哉が拓哉を演じているようだ。
それはもう、スマスマの寸劇コントを観ているようで、
可笑しくて可笑しくて、
観ている人たちは可笑しくないのかと、
周囲を窺ったけど、誰も笑ってない。
そうか、みんな可笑しくないのかぁ。
それに、ヤマトの一大事って時に、
黒木メイサと二人で、
「あんたら、何やっちゃってんの!?」って。
愛が芽生えるのは勝手としても、
あんな非常時に、そんな気になれるものかね。
それもあんなに唐突に。
黒木はあれほど拓哉を嫌ってたのに、何故?みたいな。
そのせいなのか、なんなのか、
出だしはカッコいい闘士だった黒木が、
後半はただの女になっちゃってるし。
私はCGの出来不出来には、あまり関心がなく、
なんか凄い映像だなと思えば、すんなり凄いと思ってしまうので、
その点の判断はできない。
それから家族ネタに弱い私は、
緒形直人と息子の通信の場面に、
ちょっとしんみりしてしまった。
ありふれた場面といえばそうなんだけど。
評価 ★★★☆☆
ご訪問 & nice ありがとうございました~!
大丈夫、私もおかしくて笑っちゃってました。 「あんたら、何やっちゃってんの!?」も何度も思ったし。
「はっなっせっよっ!」っていうセリフの時には 「古代くんはそんな物言いはしないよっ!」って心の中で叫んでましたw。
by あっち (2010-12-05 11:41)
あっちさん、
コメントありがとうございます♫
同じ意見の方がいて、とても嬉しいです。
ご一緒したかったくらい(笑)。
by 青山実花 (2010-12-05 13:56)
ほんと、ご一緒したかった(笑)。映画のあと、ヤマトネタだけで2時間くらい熱く語れそうです!
by あっち (2010-12-05 19:34)
このポスターのデザイン、ビックリです。
誰かがヤマトの船体の上にイタズラでキムタクの顔をでっかく貼りつけた
コラージュだと思っていました。
商業デザインとしては最悪。
このポスターで映画の出来が類推出来ます。
by k_iga (2010-12-23 11:37)
いえいえ、これはれっきとした
オフィシャルなポスターだと思います(笑)。
流石に絵心のある方は、
目の付け所が違いますね。
実はここに、この映画の絵を掲げるにあたり、
2種類の絵で随分迷ったんです。
今載せているものと、
荒廃した地球で拓哉が膝をついている絵と。
で、結局漫画チックな方が分かりやすいと、
こちらを選んだのですが。
セピア色のシックな方が、まだ良かったかな(笑)。
by 青山実花 (2010-12-24 11:52)
ヤマトの題字よりキムタクのアップの方がデカイし・・・。
観てきた知人が「隣の席の五十代らしきご婦人が号泣してた」と言ってました。
観てみようかな?
by k_iga (2010-12-28 03:26)
k_igaさん
ぜひぜひ観にいって下さい。
ある人が笑っている場面で、
ある人は泣いているという、
摩訶不思議な映画なようです(笑)。
人の感性は色々です(笑)。
by 青山実花 (2010-12-28 11:06)