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「岬のマヨイガ」 [映画]

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〔2021年/日本〕


東日本大震災直後の避難所にいた、
17歳の少女・ユイ(声・芦田愛菜)と、
8歳の少女・ひよりは、
「うちにおいで」と言ってくれた
おばあちゃん・キワ(声・大竹しのぶ)に付いて、
岬の古民家に行く。


ユイは、
恐怖支配する父親から逃げ出し、
ひよりは、
両親を亡くし、
共に行き場のない身。
さらに、ひよりは、ショックで声が出せない状態。


その古民家は、
「マヨイガ」と呼ばれている、
訪ねてくれた人を、
おもてなししてくれる家。


そんな中、
「ふしぎっと」と呼ばれる妖怪たちが、
キワを訪ねてきて・・・。





試写会で観た。


今回の試写会は、
「スニークプレビュー」。
「スニークプレビュー」とは、
どんな映画が上映されるか、
観客は事前に知らされず、
始まって、初めて作品を知るという趣旨のもの。


「スニークプレビュー」は以前に一度、
「終わった人」で経験しているのですが、
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2017-12-11
あの時は、映画の公開は半年先で、
ポスターも作成されていない状態だったので、
ブログに書いていいのか迷ったのですが、
この「岬のマヨイガ」は、
8月27日に公開が迫っているので、
こうして書いています。


東日本大震災直後の東北を舞台に、
事情のある17歳と8歳の少女が、
「マヨイガ」と呼ばれる家で暮らすようになる、という物語。


「マヨイガ」って、なんだろう、
「迷い蛾」?と思ったのだけれど、
「迷い家」と書く、
東北に言い伝わっている、不思議な家なのだそうだ。


「マヨイガ」を訪れた者には、
富が授けられると言われているそうで、
その家からは、何か一つ、
物を持ち出していい事になっているという。


ユイたちが連れていかれた「マヨイガ」は、
温かく彼女を受けれてくれて、
時間になると、
お食事や、布団が用意さえているという、
夢のような家だ。


さらに、キワばあちゃんは、
もっと大きな「マヨイガ」に、ユイたちを連れてゆく。
そこは、それはそれは大きな家で、
古い家が大好きな私は、
うわーと思いながら、見入ってしまう。


それから、人間だけでなく、
「ふしぎっと」と呼ばれる妖怪たちの
描写がいい。


辛い現実を抱える少女たちと、
ファンタジーの融合。
その世界観を楽しんだ。


評価 ★★★☆☆

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