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「季節風の彼方に」 [映画]

kisetsufunokanatani.jpg
〔1958年/日本〕


ある豪雪地方の丘陵地帯。
高校生の文江(久我美子)は、
成績優秀で、
大学進学を望んでおり、
担任教師の幸田(高倉健)も、それを勧めている。


しかし、炭焼きを生業にしている
文江の家は貧しく、
進学など、夢のまた夢。


進学を諦めた文江は、
さらに山奥にある中学に、
臨時教員として働き始めるが・・・。





この映画は、
結局何が言いたかったのであろうか。


東北の寒村で暮らす女学生が、
貧しさゆえに進学を諦めて、
中学の臨時教師になる。


けれど、勤め先の中学では、
古い因習が幅をきかせており、
教師や生徒が、新しい事を始めようとすると、
校長からの激しい叱責にあうのだ。


久我美子さんは若いのに、
何も楽しみが無いように見える。
もちろん、
学校の仕事は一生懸命だし、
それは生き甲斐にもなっているけれど、
それはあくまでも仕事であって、
他に何か、というと何もない。
若くて綺麗なのに、勿体ない。


彼女の心の拠り所で、
全幅の信頼を寄せていた、
担任教師の高倉健さんは、
突然、東京に行ってしまい、
もうこの地にはいない。


ただ、どんな環境でも、
結局は、
その人の性格と生き方で、
見える風景は変わる、とも言える。
だって、久我さんの妹は、
久我さんよりずっと気儘に生きてるし。


持って生まれた性分、
姉的な性格、
妹的な性格、
これはもう仕方のない事なのかもしれない。


なんだか、何が言いたいんだか、
自分でもよく分からないや(笑)。


評価 ★★★☆☆

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コメント 12

mitu

季節風の彼方に
夢や希望は飛んでいく
美しき乙女よ、それでいいのかい!
と、人生について考えさせられる映画なのでは…
東野栄治郎さん(黄門様)が出てるのね^^

by mitu (2020-08-28 12:37) 

青山実花

mituさん
コメントありがとうございます。

なんだか最後をどうまとめていいのか分からず、
適当に書いてしまったのに、
mituさんがオチをつけてくださって、
嬉しいです^^

東野英治郎さん、
校長先生の役で出ています^^
by 青山実花 (2020-08-28 15:53) 

ヤマカゼ

古い因縁とは、いまだにありますね。
もうそういう時代じゃないないと思うこの頃なのですが、縛りに従ったほうが楽的な生き方もありますね。
見の周りでもありますよ。
by ヤマカゼ (2020-08-28 18:26) 

Ginger

ホントにそうだと思います・・同じ事象でもそれぞれの受け取り方で全く違う意味を持ってくる・・できればどこかに必ず愛と美しさを感じられますように、と思うけどなかなかです。。。
by Ginger (2020-08-28 21:35) 

英ちゃん

高倉健さんの本名は「小田剛一」なんだよね。
堅苦しい名前だよね。
やっぱ芸名は大事だよね、イメージが全く変わるし~
でも、大昔に芸名を使っちゃダメと言う法律があったらしいけどねw
by 英ちゃん (2020-08-29 05:56) 

旅爺さん

久我美子さんの出演する映画も沢山見ました。
たしか鼻の脇にホクロがあったような気がします。
by 旅爺さん (2020-08-29 11:03) 

青山実花

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。

21世紀になっても、やはり古い因習があるのですね。
確かに、自分の考え方に全く反していなければ、
昔のやり方を踏襲する方が楽な面もあるのかもしれませんね。

by 青山実花 (2020-09-01 21:40) 

青山実花

Gingerさん
コメントありがとうございます。

同じ事でも、その人の受け取り方や、
性格や、育った環境で、
全然違ってきますよね。

どんな事でも、プラスに捉えられればいいのですが、
難しい事もありますね。

by 青山実花 (2020-09-01 21:41) 

青山実花

英ちゃんさん
コメントありがとうございます。

もう今や、高倉健さんは高倉健さん以外の
何者でもありませんね^^;

本名から、芸名を当てるクイズをしたら
面白そうですね^^

by 青山実花 (2020-09-01 21:41) 

青山実花

旅爺さん
コメントありがとうございます。

久我美子さんの映画をリアルタイムで観られているなんて
羨ましいです。
ほくろ、確かにありますね^^

by 青山実花 (2020-09-01 21:41) 

裏・市長

この映画は、
結局何が言いたかったのであろうか。











…かつて、青山実花がこれほど突き放した
感想を私は目にしたことがない…。

「その人の性格と生き方で見える風景は変わる」。

同じ場所に立っていても、
その人間の置かれている状況で風景も
何色にでも変化するのだろうね。
これは同じ人間ではないのだから仕方ない。

だからできるだけ相手をわかろうと努力し、
近い風景が見えるようになりたいものだ。

しかし、あの「健さん」主演作に対して、
何が言いたいのか?。

これ、東映京都撮影所でクチにしたら、
生きては帰れませんどすえ。気ぃつけなはれどす。
by 裏・市長 (2020-09-05 01:50) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

あら、ごめんなさいね。
すっかり突き放してしまったのには訳が・・・。











実は・・・ネタばらししてしまいますと、
この映画の感想、
途中まで書いたは書いたのですが、
寝落ちしてしまい、
62年も経ってしまったんですの。
で、やっと表に出そうと思い付いたのはいいんですけど、

内容なんか、すっかり忘れちまって、
どう〆ていいのか分からない。

なのでテキトーな事を書いて、
発表したというわけなのですよ。

え?いい加減な事するな?

なにをたわけた事を。
そういうのは、このブログにお金を払ってから
言ってくださいませね。

by 青山実花 (2020-09-14 22:28) 

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