「マルサの女2」 [映画]
〔1988年/日本〕
前作で、
国税局査察部に昇進した板倉亮子（宮本信子）は、
ある地上げ屋の脱税を調査していた。
ところが、地上げ屋のバックには、
更なる大物が蠢いていた。
それは「天の道教団」という宗教団体と、
大物政治家。
宗教法人には税金がかからないという部分に
目を付けた悪人たちが、
儲けた金を隠しているらしい。
証拠を掴むため、
亮子は「天の道教団」に、
信者のように振る舞い、
中に入り込む事に成功するが・・・。
「マルサの女」の続編。
私は、「1」より面白いと感じた。
なにがって、
それは、「マルサ」の活躍より、
地上げ屋の手口と、
宗教団体の胡散臭さ。
地上げ屋って怖いのね（笑）。
って、それは当たり前の事だけど、
噂に聞くより、
映像として見るとゾッとする。
何せ、立ち退きを渋るマンションの住人に、
大音響で音楽を鳴らす、
廊下をゴミだらけにする、
その廊下にホームレスのような人を住まわせる、
さらに、ドーベルマンを放つ、
といった具合で、
私なら、すぐに逃げ出すって事柄のオンパレード。
負けるのは悔しいけど、
自分が大事。
勝ち負けなんか、この際どーでもいいと、多分思ってしまう。
宗教法人も、
信者には上手い事、言ってはいるけど、
代表の三國連太郎には、
隠し部屋があり、
さらに、少女のような愛人までいて、
その子は妊娠している。
色々、
裏の裏まで見せてもらったようで、
勉強になった。
そして、
どんなにマルサが頑張っても、
やっぱり限界があると思い知らされるラスト。
世の中、
結局、やったもん勝ちなのね。
評価 ★★★☆☆
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バブルの後半期に、土地転がしがかなり騒がれる時代がありましたね。土地を譲らない人は殺人の目にあった方もニュースででる時代。当時、西新宿で仕事の用で
歩いていると見知らぬ人が歩くと地元の方々がびくついていたのを覚えています。
by ヤマカゼ (2020-05-29 12:43)
ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。
この映画は、
バブルの真っ只中の1988年に作られたので、
地上げ屋も相当お盛んだったのでしょうね＾＾；
この映画のような事があったら、
誰だってびくついてしまいますよね＾＾；
by 青山実花 (2020-05-29 13:15)
マルサの女、「2」の方は見ていませんでした。
こんなハードな内容だったんですね。
ちょっと見たくなってしまった＾＾；。
by sakamono (2020-05-29 21:59)
坊主丸儲け
なんて言われてますが、宗教団体や神社仏閣は何の税が免除されてるのかね？
by 英ちゃん (2020-05-29 23:31)
前作と、この「マルサの女２」で、
実花さんのコメントにも、
変則パターンがあるんだなということが
分かりました。
今後ともよろしく。
by ソレイユ (2020-05-30 07:17)
マルサってシチリア島の先の島だっけ？
三國連太郎は大好きな良い役者でしたね。
by 旅爺さん (2020-05-30 08:00)
伊丹十三監督って、社会派の作品多いからでしょうか
暴漢に襲われたこともありましたよね。
今の時代なら、巨悪を暴こうとする現場の検事たちが
がんばっても、組織や政治におしつぶされるって展開ですかね。
by starwars2015 (2020-05-30 09:36)
sakamonoさん
コメントありがとうございます。
地上げやら、宗教やらの裏側を見せられた内容で
軽くショックでした＾＾；
怖いもの見たさな気持ちを満足させてくれると思います＾＾
sakamonoさんにもぜひ観てほしいです。
by 青山実花 (2020-05-30 10:05)
英ちゃんさん
コメントありがとうございます。
言われてみると、確かにそうですね。
所得税？法人税？
まさか、自動車税ではないでしょうけど（笑）。
by 青山実花 (2020-05-30 10:06)
ソレイユさん
コメントありがとうございます。
怠け者の私は、最長で3年後に
コメント返しをしたことがあります＾＾；
毎年の目標は「溜めない」です。
今年は何とか溜めずに頑張っていますが、
いつまで続くか不安です＾＾；
by 青山実花 (2020-05-30 10:06)
旅爺さんさん
コメントありがとうございます。
そう、あれはマルサ島・・・
・・・じゃないです、丸太島・・・だったでしょうか＾＾；
早く全ての国の新コロ騒動が収束して、
また旅行に行きたいですね＾＾
今一番行きたいのはアメリカ＾＾
by 青山実花 (2020-05-30 10:07)
starwars2015さん
コメントありがとうございます。
ありましたね。
表現の自由が脅かされた事件でした。
亡くなられた時の状況も、
色々噂があるようですね。
あくまでも噂レベルですが。
今、伊丹さんがおられたら、
映画にしてほしい事が沢山ありますね。
せめて映画の中くらい、
溜飲を下げたいです。
by 青山実花 (2020-05-30 10:07)
実花さん感想と同じです♪
そして後一つ、加藤治子さん「オッパイ綺麗すぎ~~」
この一言につきます！
by 拳客の奥様 (2020-05-30 22:48)
ヤクザは怖いなぁ～と思うかも知れませんが、
健全な時代でしたね。
ヤクザを悪として描けた時代でした。
今、本当に悪いヤツって描くことも、
報道することも出来ないでしょう？。
たまに週刊誌に載ることがあっても、
翌週にはきれいさっぱり、無かったことに。
インターネットで盛り上がっても、
なぜか、それをかき消すような
大きな出来事が起こり、追求されることなく、
ウヤムヤになってしまう…。
そんなケースが多くありませんか。
見えている悪なんて、なにも怖くないのです。
たかがブログの、たかがコメント欄で、
たかが暴れている狂人のたわごとなど、
なにも怖くありません。
気にせずにわんぱくでもいい、
たくましく育ってください。丸大ハム。
それよりも怖いのは、普段は笑顔で
天使の顔をして近づいてくるヤツらです。
ヤツらは心で爪を研いで、
青山実花さんの心のスキを狙っているのです。
どうです？そう聞かされれば、今までの
青山実花さんの悩みも長年の宿便のように、
きれいさっぱり流れていったでしょう？。
宿便は本当に恐ろしいですね。 和田勉。
by 裏・市長 (2020-05-31 21:30)
拳客の奥様さん
コメントありがとうございます。
加藤治子さん、素敵ですね＾＾
> 「オッパイ綺麗すぎ~~」
こんな風に言われてみたいです＾＾；
by 青山実花 (2020-06-09 11:54)
裏・市長さん
コメントありがとうございます。
わたくしは今、心底驚いております。
裏・市長さんに、心を込めたコメントをお返ししようと、
一字一句逃してはならぬと、
読んでおりましたら、
「和田勉」。
わたくしも、先日、「化粧」のコメント返しで、
「和田勉」の名前を出したばかりでございます。
こんな短期間に、二度も、
「和田勉」。
一体どうしたことでしょう。
今、「和田勉」バブルなのでしょうか。
このブログの中だけで。
和田勉さんと、和田勉さんの幼い息子さんが、
テレビ局の中を歩いていましたら、
「あ、大勉と小勉が歩いてる」
と、亡くなられた森光子さんが言ったそうです。
さすが、放浪記光子でございます。
そうですか、
わたしくは、心のスキを狙われているのですか。
確か、裏・市長さんは、
和歌山で、わたくしを騙しましたわね。
心のスキとは、ああいった事を言うのかしら。
by 青山実花 (2020-06-09 11:54)