「積木くずし」 [映画]
〔1983年/日本〕
穂波由布子(渡辺典子)は、
幼少期の病気が原因で、
髪が赤く、
そのせいで、中学に入った途端、
不良グループに目を付けられてしまう。
心も体も傷ついた由布子は、
不登校となり、
転落が始まった。
派手な化粧をし、
家に帰って来ず、
怪しげな友人たちと
遊び回る由布子。
両親(藤田まこと・いしだあゆみ)は、
もう自分たちの手には負えないと、
藁にもすがる気持ちで、
警視庁の少年係に相談に行く。
そこで出会った指導員・竹田(林隆三)は、
様々なルールを
両親に課すのだが・・・。
原作もテレビドラマも、
大ヒットしたという本作。
私は、
ドラマは見ていないのだけれど、
原作は読んでいる。
最初の大ヒット作だけでなく、
その後、出版された続編は、
全て読んでいると思う。
それらの出版物には
第一作目の「積木くずし」には書かれていなかった、
壮絶な事実が多数書かれており、
「そういう事だったのか」と、
実在した、
穂積由香里という、
一人の女性の人生に、
思いを馳せずにはいられなかった。
穂積隆信さんは、
不良になった由香里さんが、
更生途中の段階で、
「積木くずし」を出版、
それが大ヒットとなった。
本の内容は、
子供がグレてしまった、
世の親御さんたちに希望の光を与えたであろうが、
そのせいで一般人だった由香里さんは、
世間の注目を浴びる事になり、
また、元の道に戻ってしまう。
本や映画は大団円でも、
人生は、その後も続くのだ。
由香里さんがグレてしまったきっかけにしても、
1冊目の本や、映画では描けない、
悲しい出来事があったようだ。
何でそんなにヒットしたのかな、
この作品は。
これをヒントに、
青少年の犯罪が減ったとは、
とても実感できないし、
結局は、有名俳優家族の
内幕を覗いた満足感しか残らなかったのかもしれないな。
評価 ★★★☆☆
穂積パパのよく動く目と芝居がかった物言いに、子供心にも信頼感が得られませんでした。。。その後のお嬢さんの最期を知ると暗澹たる気持ちになります。。。
by Ginger (2020-02-18 17:53)
そうでしたか
後日談は知りませんでした。
by 八犬伝 (2020-02-18 20:01)
幼少期の病気が原因で髪が赤く(°_°)
ドラマ、見てたはずだけど知らなかったです(°_°)
by ニッキー (2020-02-18 21:51)
Gingerさん
コメントありがとうございます。
穂積隆信さんは役柄的にも、
クセのある役が多かったですね。
本を読むと、もうグレてしまうのは仕方がないのかな
というくらい、
悲しいエピソードがあって、辛かったです・・・。
by 青山実花 (2020-02-18 22:14)
八犬伝さん
コメントありがとうございます。
後日談も、前日譚も、
悲しい内容です。
結局、由香里さんは、
若くして亡くなられたのですよね。
by 青山実花 (2020-02-18 22:15)
ニッキーさん
コメントありがとうございます。
そうなんです。
髪色の事もあるのですが、
病弱な由香里さんは、小学校入学までの殆どの時間、
入院生活をされていて、
そのせいで、他のお子さんより、
一般的な常識を学ぶ機会が少なかったようです。
グレてしまったのはご本人の責任もありますが、
それだけはない悲しさを感じます。
by 青山実花 (2020-02-18 22:25)
この映画も衝撃的でしたが、私は藤田まことさんが好きでした。
子供の頃に良く見てた「てなもんや三度笠」も面白かったし、必殺シリーズも見てたしね。
後、私が日テレで仕事をしてた頃に下っ端の私に気軽に声をかけてくれたのが一番印象的だったけどね。
by 英ちゃん (2020-02-18 23:58)
積木くずしの写真は怖そうですね。
でも怖いもの見たさですが、このように不良グループに掴まって
落ちていくのは世間でも多いですね。
by 旅爺さん (2020-02-19 07:01)
原作は「積み木くずし」だけしか読んでいませんが、
続編のドラマを安達祐実さん主演で放送してました
よね。かなり衝撃的な内容だったことを覚えています。
by mio (2020-02-19 07:35)
私はドラマを観ていました。
まだ子どもだったので、有名な俳優さんの実話だと言うことも全く意識せず観ていたのですが、ずっと後になってその後の娘さんの状況を知り、出版やドラマ化は果たして何のためだったのか・・・と悲しい気持ちになったのを覚えています。
by Rinko (2020-02-19 08:04)
英ちゃんさん
コメントありがとうございます。
藤田まことさん、
良い人なんですね。
ザ・大阪人というイメージで、
分け隔てない広いお心の持ち主だったのでしょうね^^
by 青山実花 (2020-02-19 19:16)
旅爺さんさん
コメントありがとうございます。
どのような世の中になっても、
不良になってしまう子供は一定数いるんですよね。
特に女の子は、一度落ちてしまうと、
中々這い上がれないと聞いたことがあります。
by 青山実花 (2020-02-19 19:16)
mioさん
コメントありがとうございます。
続編ドラマとしては、
瀬能あづささん、安達祐実さん、成海璃子さんが
由香里さんを演じたようですね。
どれか一つでも見てみたいです。
安達祐実さんなど、
写真を見ただけで衝撃ですものね。
by 青山実花 (2020-02-19 19:16)
Rinkoさん
コメントありがとうございます。
子供の同意を得ぬまま、
その子の事をモデルに本やドラマを作るのは良くないという
例として、
この「積木くずし」と「子育てごっこ」が
挙げられるそうです。
本はヒットしましたが、
由香里さんの人生には、
あまり良い事とは言えなかったのかもしれませんね。
by 青山実花 (2020-02-19 19:17)
45.3%。
これ「積木くずし」の最高視聴率だって!。
信じられます?。
今、10%いったら大ヒットですよ。
「時代が違う」と言われればそれまでですが、
この数字はスゴイ。
日本中のテレビを持っている家庭の約半分が、
「積木くずし」を見ていたのです。
そんな大人気コンテンツを映画界が放っておく
訳がありません。映画化の話がやってきます。
当然、主演は高部知子さんでいきましょう!。
しかし、2月22日、猫の日にニャンニャンニャンで、
ニャンニャン写真が週刊誌に掲載されて、
哀れ、「わらべ」は空中分解!。
見栄晴と真屋順子さんが借りだされて、
歌わねばならないハメに。
見栄晴にとっては棚ぼたです。
「…オレ、子役から芸能界続けてきてよかったよ」、
時のアイドルたちとベストテンやトップテンで
共演できるご褒美が!。
つまり何が言いたいのか。
「積木くずし」がヒットしたおかげで、
見栄晴がいい思いをしたのです。
見栄晴は穂積家の墓に線香の一本も
あげに行くべきなのです。
でも行かないだろうなぁ…。
真屋順子が脳梗塞で倒れてもテレビの
再会企画があるまで10年間、知らんフリしてた
男だから…。
つまり何が言いたいのか。
見栄晴はあんなマヌケヅラだが、実に打算的。
銭勘定だけベリーウェル。
そういうことです。以上。
おかげで「積木くずし」は未だにDVD化されないのです。
by 裏・市長 (2020-02-24 00:41)
裏・市長、てめー、
ごちゃごちゃ言ってんじゃねーよ。
何が視聴率45.3%だよ。
こっちは、筋金入りのヤンキーなんだよ、
そんなの当然だろ、
世間の奴らは、
みんなヤンキーが好きなんだよ。
憧れてんの。
あたいらみたいに、なりたいの。
でも根性なくてなれないから、
テレビで憂さ晴らししてんだっつーの。
なのに、高部知子先輩が、
ちょっとばかし、
ベッドで煙草吸ったくらいで、
ガタガタ言いやがって、
うるせーってんだよ。
何がいけねぇんだよ、
あれくらい普通だろ。
いい子ぶってんじゃねーよ。
叩いてる奴だって、
裏じゃ色んなことしてるくせによ。
大体、あの萩本欽一ってのも、
おかしいぜ。
真面目ぶっちゃって、
高部先輩を干しやがって。
あいつの笑いには毒がねぇんだよ。
だから飽きられたんだよ。
芸人だろ、
毒も必要なのに、分かってねぇんだよな。
萩本欽一と世間がつまんないこと
グダグダ言ってくれたおかげで、
あれから高部先輩は、
映画にも出られなくなってよ、
ついに、体中にボディピアスあけて、
写真集の出版よ。
体のどこにだって?
そ、そんな事言えやしねーよ。
自分で検索しろや。
あたい、こう見えて案外純情だからよ。
by 青山実花 (2020-02-26 18:43)