「スキャンダル」

〔2019年/アメリカ〕


2016年。
アメリカを代表するニュース専門放送局「FOXニュース」の、
ベテランキャスター・グレッチェン・カールソン（ニコール・キッドマン）は、
人気番組の担当を降ろされてしまい、
それを機に、
長年セクハラ行為を繰り返していた、
CEO・ロジャー・エイルズ（ジョン・リスゴー）を
告発する。


また、同社の人気キャスター・メーガン・ケリー（シャーリーズ・セロン）は、
女性蔑視が目に余る大統領候補・ドナルド・トランプ（本人）に
突っ込んだ質問を繰り返すため、
トランプから目の仇にされる。


そんな中、メインキャスターを狙う、
若手のケイラ・ポスピシル（マーゴット・ロビー）は、
ロジャー・エイルズを面会できる機会を得、
社長室で、彼と2人きりになると・・・。





試写会で観た。


ハリウッドを代表するような、
この美しい女優3人が、
実際に起きた、
FOXニュースのCEOによるセクハラを
告発するまでに至った人物を演じた作品。


たった4年前の、
まだ人々の記憶に新しい、
それも、セクハラという、
加害者にとっては、
とっても恥ずかしい事件を
映画化したというのが、凄い。


このセクハラ爺さんのロジャー・エイルズという人は、
存命しているのだろうか。
こんな風に映画化されて、
その映像が永遠に残るなんて、
本人も、ご家族も、
いたたまれないだろうと思う。


と言っても、
彼はそれだけの事をしでかしたのだから、
仕方ない。


何せ、自分の権力を笠に着て、
セクハラし放題。
いや、セクハラなんて言葉を使うから、
なんだか大した事ないように感じられてしまうけど、
それはハッキリと性犯罪だ。


今回、勇気ある女性が
それを告発した事、
そして、時代の波も味方したのだろうが、
今まで被害に遭いながら、
泣き寝入りするしかなかった女性たちが、
次々名乗りを上げた事が本当に良かった。


憶測だけど、
他にも沢山の被害者がいたのではないかと思う。


なんだろうな、
女性とお付き合いしたいのなら、
それは自由だけど、
自分を愛してくれてもいない相手と関係して、
何が嬉しいのか・・・
・・・って、つい最近も似たような事を書いた気がするけど、
毎回、同じ事を思ってしまう。


本物のトランプ大統領の映像が
何度も何度も使わているのも凄い。
あの文句たれ(笑)の彼が、
クレーム付けないのかしら、なんて、
心配になってしまう(笑)。


この映画、日本人にとって、
とても名誉な映画でもある。


特殊メイクを担当された、
カズ・ヒロさんが、
2度目の
アカデミー賞・メーキャップ&ヘアスタイリング賞を受賞された作品なのだ。


実在する人物が多数出てくる映画なので、
ご本人に似させるよう、
苦心されたのだとか。


女性たちもそうだけど、
ジョン・リスゴーも凄いと思った。
彼があんなに太っているイメージはなかったから。
きっと顔にも体にも、
色々付け加えたのでしょうね（笑）。


評価　★★★☆☆

コメント 8

そのポスターの３名、人形のように見えた（ﾟ□ﾟ）
バービー人形みたいなw
by 英ちゃん (2020-02-13 16:07) 

さすがアメリカ。ハリウッドもやりますね。観たいです。
by sig (2020-02-13 17:13) 

英ちゃんさん
コメントありがとうございます。

あ、私もバービーみたいだな、と思いました＾＾
おそらくそれも、
カズ・ヒロさんの特殊メイクのおかげのような気がします。
by 青山実花 (2020-02-13 21:36) 

sigさん
コメントありがとうございます。

今の、セクハラを許さないという風潮の中、
作られた映画、
アメリカらしいですね＾＾
sigさんにもぜひ観てほしいです。
by 青山実花 (2020-02-13 21:37) 

是非！
見てみたい作品です！！
by 向日葵 (2020-02-14 03:12) 

向日葵さん
コメントありがとうございます。

美人は、女も目の保養になりますよね＾＾
by 青山実花 (2020-02-14 20:36) 

日本映画界は予算がないから、
特殊メイクに金が使えない…。
どうすればいいんだ…。

そうだ！日本にもメイクの至宝と呼ばれる女が
ひとりいた！。

ざわちんだか、ちんちんだか言う女芸人だ。

あの人のメイク技術はすごい。
ただ、彼女に任せると
映画の登場人物のほとんどが、
マスク着用となるだろう。

メイクプラス、マスクのチカラはスゴイ！。
ウコンの力よりもスゴイ！。

丁度今、日本も新型コロナウイルスの脅威に
晒されている最中なので、出て来る人々が
全員マスク姿でも違和感はないかも知れない。
あるなら今だ！。

セクハラはいけない。
触るのはもちろん、ちょっとした言葉の表現でも、
充分、セクハラの条件を満たしてしまうからだ。

ボクなんかもこちらのコメント欄に
書き込む際は細心の注意をはらっているよ。
ちんちんなんて書いたら、持っていない人々が
妬む怖れがある。
絶対に不用意に書き込んではいけない。

コンプライアンスの観点から青山実花さんが
この問題に非常に敏感であるのも理解できるのですが、
もう少し寛容になって頂けると、ボクは助かるのです。

現状では内容を厳密に精査するため、
1記事につき1コメントしか、書くことが出来ません。
なんとかご寛大な処置をお願いいたします。
by 裏・市長 (2020-02-16 06:03) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

う、裏・市長さん、
特殊メイクの例として、
ざわちんさんの名前を出すのは、
ちょっとマズいかもしれませんわ。


とりあえず、あなた、
「ざわちん　合成」で検索してみてくださいよ。


それはもう、
出てくる出てくる～♪と歌いたくなるくらいの
疑惑のオンパレードでございます。


あ、もしかして、
裏・市長さんの事ですから、
知っててわざと名前出しました？


でも、ざわちんさん、
あのまま人気が継続していたら、
今、マスクが買えなくて、
困っていたでしょうね。


確かに、裏・市長さんが、
このコメント欄に書き込みをされるとき、
気を使っておられるのは
ひしひしと感じますわ。

嫌がらせや、セクハラや、ストーカーのようで
違うような、
ギリギリの所で踏みとどまっている所に
悪意を感じます。

ま、何かあったら、
このブログのスクショを証拠書類として
提出させていただく用意はできておりますが。

by 青山実花 (2020-02-19 19:30)