「だれもが愛しいチャンピオン」

〔2018年/スペイン〕


プロバスケットボールのサブコーチ・マルコは、
コーチと、試合中に大喧嘩になり、
解雇されてしまう。


自棄になり、酒を飲んで車を運転したところ、
パトカーにぶつけてしまい、
服役か、社会奉仕活動の
どちらかを選ぶよう言われる。


社会奉仕活動を選んだ彼に課せられたのは、
知的障害者たちのバスケットボールチーム、
「アミーゴス」の指導。


最初は無理だと困惑したマルコだが、
メンバーたちの
純粋さやユーモアに触れるうちに、
次第に指導に力が入ってゆき・・・。





試写会で観た。


これはいい。
面白かった。


知的障害者の皆さんにバスケを教える
やる気のないコーチ、
というと、
ありふれた話のように感じられるけど、
選手のみんなとコーチが、
次第に心開いてゆく過程が面白く、
大笑いできる。


障害を扱っているからと、
暗いとか、説教臭いとか、
そのような事は、まるでなく、
スペインの太陽みたいな、
明るい内容。


選手たちは、最初は、
ボールのパスもできないくらい、
バスケに関しては、
ど素人で、
指導に当たる事になったマルコは、
「とにかく2か月の我慢我慢」
みたいな体でいるのだけれど、


彼らは、練習を重ね、
どんどん上手くなる。
そして、
勝ち抜いていって、
ついには、決勝戦に行くまでに
昇り詰める。


決勝戦の場面なんて、
観ているこちらも力が入ってしまい、
ゴールするたびに、
本当の試合を見ているみたいに、
「よっしゃ！」なんて、
ガッツポーズしたくなるくらい、
すごい臨場感。


実は、マルコには、
別居している妻がいて、
最初は、
「この2人、もうダメかな」と思うのだけれど、
メンバーのみんなのおかげもあって、
よりを戻すのもいい。


ラストは感動できる。
いい2時間だった。


評価　★★★★☆

コメント 12

なぜ「サマー」ランド？
サマーランドは、室内温水プールになってるので冬でもやってます。
なので冬に行く人が多いみたい？
昔は、珍しさもあって訪れる人が多かったらしいけどね。
しかし、冬に行くと寒暖差で風邪を引く人も多かったらしいけどねw
by 英ちゃん (2019-12-17 12:06) 

がんばれベアーズも、見ていくうちに引き込まれて、最後は泣きたくなるくらい感動しましたね。みるのを楽しみです。
by ヤマカゼ (2019-12-17 12:49) 

英ちゃんさん
コメントありがとうございます。

「サマーランド」、冬も営業しているのですね。
温水プールですか。
ご近所なら、そのままお家に帰れるのでいいですね。
ちょっと遠い私が行ったら、
ほんと、きっと風邪を引きますね＾＾；
by 青山実花 (2019-12-17 19:00) 

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。

私もこの映画を観ながら、
「がんばれベアーズ」を思い出していました。
あの映画も名作ですね。
テイタム・オニールの投球フォームが、
思いの外カッコよく、演技を超えていました。
スポーツ映画っていいですよね＾＾
by 青山実花 (2019-12-17 19:04) 

知的障害者のスポーツの大会、スペシャルオリンピックス
に関わっていたこともあるので、明るい内容なら是非見て
見たいです。ご紹介下さり、ありがとうございます！
by うりくま (2019-12-17 23:51) 

うりくまさん
コメントありがとうございます。

「スペシャルオリンピックス」
このような活動をされておられたのなら、
より、この映画を楽しめる気がします。
ぜひぜひご覧になってみてくださいね＾＾
by 青山実花 (2019-12-18 16:26) 

これはいい。
面白かった。
と、青山実花さんが言うのなら
是非観なくちゃね＾＾
中学生の時バスケ部だったmitu

by mitu (2019-12-18 23:00) 

mituさん
コメントありがとうございます。

私の評価など当てになりませんが、
世間の評価が高いので、
きっと大丈夫だと思います＾＾；

バスケをされていたなんて、
それだけで尊敬してしまいます。
私はもう、歩くだけで精一杯で＾＾；

by 青山実花 (2019-12-19 12:57) 

ボクはまだ観ていませんが、
（劇場で観る予定もないのですが）、
ポスター画像を拝見する限り、
障害者の方々、ホンモノ（という表現は
ふさわしくないが）を使ってらっしゃる？。

映画やテレビを製作するうえで、
子どもと動物と障害をお持ちの方は、
行動が読めないので、
扱いが非常にムズカシイという。

この作品、よぅ完成したな！（笑）。
CG、使たか？。

障害者の方々が大挙として出演している
NHKの番組で「バリバラ！」というのが
あるんですが、ご覧になられた事は
ありますか？。ないでしょうね。
あ、やっぱり！。

…きみとはもう話すことはない！。以上！。
by 裏・市長 (2019-12-22 08:37) 

と、テーブルを蹴っ飛ばして、
帰ろうと思いましたが、
そこはそれボクも大人ですから続けましょう。

ヘタに障害者を出すと「見世物」にしていると
批判されかねないのですが、
NHKだから「許される」部分も大きいと思います。

同じような事を24時間テレビが年に1回やるだけで、
「感動ポルノ」なんて揶揄されるのですから。

で、この「バリバラ！」（バリアフリー・バラエティ）、
障害者の性など、触れることすら「タブー」とされる
問題も取り上げており、なかなかに責めている番組なので、
ご機会がありましたら、ぜひご覧ください。

考えてみれば、障害者だって人間なのだから、
様々な「欲」があってあたりまえなのだなぁ。

それを障害者だから、ないと決めつけたり、
見ないフリをする事こそ差別なのではないだろうか。


by 裏・市長 (2019-12-22 08:56) 

まぁ、裏・市長さんたら、
映画も観ていないのに、
ポスターだけで、
よく、そのような細かい事がお分かりになりましたわね。

そうなんです、
解説によりますと、
この映画のバスケの選手の皆様は、
障害のある方たちで、
オーディションで選ばれたとか。

とても魅力的な皆様ばかりで、
楽しかったです。


「バリバラ」は知りません。
タイトルも初めて聞きました。
テレビを見る習慣がありません。
テレビはインテリアの一部です。

by 青山実花 (2019-12-22 19:59) 

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

あなた、星一徹ではないのですから、
ちゃぶ台を蹴るなんて、
野蛮な真似はやめてくださいませね。


障害のある方の話題は、
デリケートな問題なので、
何も知らないわたくしには、
介入しかねます。
申し訳ありません。

24時間テレビも、
どうもよく意味がわかりません。

今日はこの辺で失礼いたします。
あらあらかしこ。

by 青山実花 (2019-12-22 19:59)