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「サザエさんの結婚」 [映画]

sazaesannokekkon.jpg
〔1959年/日本〕


マスオさん(小泉博)と婚約中のサザエさん(江利チエミ)だが、
彼が、大阪支社から東京本社へ中々戻ってこられないせいで、
結婚はお預け状態。


サザエさんの従兄・ノリオ(藤木悠)や、
マスオさんの親友・富岡(平田昭彦)の結婚が決まり、
サザエさんたちは、自分たちの結婚の参考にしようと、
式に出席するも、
相変わらず失敗ばかり。


礒野家に、
お父さんの恩人の娘・平目スナ子さん(雪村いづみ)が、
下宿する事になった。
スナ子は売り出し中のスターで、
サザエさんは、撮影所に招待され、
スナ子のミュージカルを見るうちに、
自分も妄想を・・・。


そんなスナ子が、
サザエさんの結婚に一肌脱いでくれる事になり・・・。





シリーズ4作目。


いよいよサザエさんがマスオさんとの結婚に
漕ぎ着けるかのようなタイトルだが、
そう簡単には事は運ばない。


というか、話を引き延ばすかのように、
特に大きなストーリーではなく、
小ネタで繋いでいるといった感じ。


声をあげて笑ったのは、
大阪の叔父さん夫婦・花菱アチャコさんと浪花千栄子さんが、
礒野家にやって来る場面。


2人は、息子・ノリオの勉強ぶりを調べるのだが、
ノリオの部屋からは、
ウイスキーだの、パチンコ玉だの、女の子の写真だのばかりで、
勉強している気配無し。


その時の、アチャコさんのセリフが、
「三拍子揃っとるやないか。飲む・打つ・買うや」と。
こういうコントみたいな場面は、
やっぱり関西弁には勝てないなーと思う。
どこがどう可笑しいのかは説明できないのだけれど、
笑ってしまう。


雪村いずみさんが出てきたのは嬉しかったなぁ。
江利さんと雪村さんと美空ひばりさんは、
当時「三人娘」と呼ばれていたそうだけど、
私生活でも仲が良かったとの事。
これで美空さんも出演されたら最高だけど、
それじゃ、違う映画になっちゃうか(笑)。


雪村さんが、江利さんと一緒にいると、
小柄な江利さんに対して、
すらっとした雪村さんの、スタイルの良さがよく分かる。
そして、ちびっ子の私は、
永遠に雪村さんのようなスタイルに憧れ続けるって事で(笑)。


評価 ★★★☆☆

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コメント 6

lequiche

なんて美しいポスターでしょう!
1959年だからデザインセンスは古いし、
技術的にも限界があるから稚拙なんだけど、
総天然色という文字が1個1個、色が違ってたり、
楽しそうっていう製作者側の意欲が伝わってきます。
12月13日の 「名もなく貧しく美しく」 も同じ。
シンプルだけど伝えるべきことが伝わってくるし、
その映画の品格が透けて見えてきます。

対して最近の映画、たとえば12月21日の 「土竜の唄」、
最近のデジタル技術でごちゃごちゃ感を出してますけど、
パチンコ雑誌みたいだし (ま、それを狙ってるんだけど)
だからなに? という感想しか思い浮かびません。
ノスタルジックだけで言ってるんじゃなくて
古い映画のほうがパブリシティでは上です。

そうそう、この前TVで 「土竜の唄」 の1作目をやっていて、
途中から観ましたけど、途中で飽きました。
パターンがおんなじなんだもん!
玉木宏かと思ってたら、なんかちょっと違うなぁ、と気づいて
そしたらこの人、生田斗真というんですね。

ま、そんなことはどーでもいいんですが (いいのかよ? ^^;)、
花菱アチャコさんと浪花千栄子さん、
王道ですね。(^^)
by lequiche (2016-12-25 12:43) 

green_blue_sky

お笑いを誘う映画でしょうね(^_^;)
うちの見放題では観れない映画で残念・・・
by green_blue_sky (2016-12-25 20:31) 

裏・市長

おはよぉございます!。

昨日、丁度知り合いとサザエさんの話題となった。
(平成の会話かよ?)。

サザエさんを誰が演っていたか?、
江利チエミさんというのは、
かろうじてわかってもらえた。

それでも3人娘とか
「はじめまして」主演とか言うとわからない。
高倉健さんの元嫁ぐらいの認識。

じゃあマスオさんは?。
「小泉博」という俳優を誰も知らんかった・・・。
え~、東宝のゴジラ映画とかレインボーマンの
お父ちゃんやんか?!。

ちょっとショック。

でも、全員ボクより年上の方々だったのだけれど・・・。

60年前の映画、キャストをを知ってる方が
おかしいのかも知れない。
どっかの青山実花さんとか・・・。

ホントに平成に生きてる人類かよ?とは思うけれど、
そんな事、心で思ってもとてもクチには出せないよねー。
だよねー。ボク、オトナだからねー。

結局、モノ、相手に対して
興味があるかどうかだと思うの。
無関心ほど怖いもんはないで。

ケンカしても無視してる、されてる間はまだマシ。
相手を意識してるということだからね。
でも、関心がなくなったら終わりだね。

ついでにボク、基本的に無視しないタイプ。
腹の内全開でわかってもらいたいのだが、
それでも通じない場合は仕方ない。

・・・って、何のハナシだったっけ・・・?。




by 裏・市長 (2016-12-26 09:08) 

青山実花

lequicheさん
コメントありがとうございます

なんだか私がデザインしたわけではないのに、
褒められたような気分で嬉しいです^^
私はこのポスターの背景の色が好きです。
綺麗なグリーンで、
人物の邪魔にならない程度に、
主張しているというか^^

そうですね、きっと作られた方も、
楽しんでいたのでしょうね。

話を合わせるわけではなく、本当に私も思ったのですが、
「土竜の唄」のポスターには、
ちょっといただけないですね。
まぁ、品格のない物語なので、品格ないポスターというのは、
間違ってはいないのでしょうが。

1作目、実は私も飽きてしまって、
細切れで観たんですよ。
そんなんで、「映画を観た」と言えるのか?とも思いましたけど。

花菱アチャコさんと浪花千栄子さんのような方が今いたら、
映画ももっと面白いでしょうに。

by 青山実花 (2016-12-27 09:35) 

青山実花

green_blue_skyさん
コメントありがとうございます

はい、結構笑いました^^

私もこのソフトは、
親しいお友達からお借りしたんですよ。
とてもありがたい事だと思っています。

by 青山実花 (2016-12-27 09:41) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます

江利チエミさんが生きておられたら、
現在79歳ですので、
お話された方々の年代にもよると思うのですが、
70歳以上なら、
ある程度は分かるのではないでしょうか。

それから、江利さんは、
45歳で亡くなられておりますので、
あまり印象に残らないうちに、
この世を去ってしまったのかも。

考えてみると45歳って、本当に若いですね。
勿体ない事です。

人それぞれ興味の対象は異なりますので、
何を言っても、分かってもらえない事ってありますね。
逆に、人様が話している事で、
私には全く興味が持てなくて、
ずっと黙ってるしかない事も沢山あって(笑)。

このソフトは、私の友人が貸して下さったのですが、
その友人というのが、若いのに、
古い事にめっちゃ詳しくて、
話をするたびにビックリしてしまうのでございます。
裏・市長さんも、その方とお話されたら驚かれると思います。

私はもう、
本当にその友人を尊敬しているのです。
その方から比べたら、
私の知識など、千分の一以下、
問題外なのでございます。

> ついでにボク、基本的に無視しないタイプ。

裏・市長さんと私に意見の食い違いがあったとして、
お互い無視できずに、
このコメント欄で大喧嘩を繰り広げていたら、
可笑しいでしょうね(笑)。
あまりのアホなやり取りに、
人様から笑われて、アクセス数が上がるかもしれません。
by 青山実花 (2016-12-27 10:18) 

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