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「惑星大戦争」 [映画]

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〔1977年/日本〕


1988年代。
世界各地で、UFOが目撃され、
地球は大混乱となる。


アメリカの国連宇宙局に勤務している三好(森田健作)が帰国し、
宇宙防衛艦「轟天」を完成させるべく、
「轟天」を設計建造していた、
滝川(池部良)の家を訪ねる。


滝川は最初は乗り気ではなかったが、
ヘル・ファイターと呼ばれる敵のUFOが
国連軍基地を全滅させるなど、
地球の危機を強く感じ、
「轟天」の再建造を進める決意をする。


「轟天」は、敵の基地がある金星へ向かって出発した。
地球はどうなるのか・・・。





うん、面白い。
狭い範囲で繰り広げられる人間関係が(笑)。


宇宙防衛艦「轟天」に乗り込む、
設計者の池部良。
そして、彼が選んだ乗組員の一人が、
娘の浅野ゆう子。
なんというコネ(笑)。
タレントの息子がテレビ局に入社するより凄い(笑)。


さらに、「轟天」の乗組員・森田健作は、
浅野ゆう子と、かつて好き合った仲。
そして、そんな浅野と現在婚約中の沖雅也も、
乗組員。


そんな、濃くて気まずい関係の3人が、
地球を守るために、
結束して戦えるのか?(笑)


森田健作が、
アメリカから帰ってすぐ、
2人の婚約を知ったシーンは、
切なかったけどね。
笑顔が引き攣ったまま、
「おめでとう」という森田さん。
もし私があんな形で失恋したら、
アメリカにとんぼ返りしたくなるだろうなぁ。
辛くて辛くて居たたまれない。


途中、浅野ゆう子は、
宇宙人の人質になってしまうのだが、
場面が変わると、
なぜか彼女は宇宙服を脱がされ、
黒い、レザーのようなビニールのような
下着(?)姿になっている。
これは観客へのサービスと受け取っていいのだろうか。(笑)


宇宙人との戦争?
「轟天」の形?
私にはよく分からないや(笑)。


このころの映画界は、
「スター・ウォーズ」や「未知との遭遇」や
「宇宙戦艦ヤマト」がヒットして、
宇宙物が大流行りだったらしく、
それて作られた1本なんだとか。
(って、ネットの受け売りですが)


ここの所の、一人クマブームや、サザエさんブームやらで
ちょっとお休みしていた、沖雅也映画だけど、
世間のブームはまだ終わっていないらしいので、
また波に乗るつもり(笑)。


評価 ★★★☆☆

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コメント 10

green_blue_sky

1970年代は宇宙ものが多いですね(^_^;)
by green_blue_sky (2016-11-10 12:24) 

kinkin

懐かしいですね、この映画は見ましたよ。
轟天はTVでやっていたマイティージャック1968年のパクりかなって
思いながら見てましたが(^^ゞ
この映画の前に「海底軍艦」1963年がありましたがそっちも轟天
そもそも、こっちがベースかな。円谷プロが担当してますから。
でも、海底戦艦は見てない自分なので、上記のような感じ方を
した次第です(^^ゞ
by kinkin (2016-11-10 19:37) 

えーちゃん

千葉県知事も、こんな映画に出てたのか(^^;
by えーちゃん (2016-11-11 00:51) 

裏・市長

せやねんて。

当時、アメリカで「スターウォーズ」なる、
すんごいSF映画が出来たんやて!。

という情報が入って来たんですけど、
米国と日本で、公開まで1年のタイムラグが。
こんなん、今では考えられんハナシ。

当時、アメリカまでスターウォーズを観に行こう!
ツアーまで組まれたらしいで。(ネットの受け売り)。

その1年の間に儲けたろか!と、
慌てて東宝が制作したのが、この「惑星大戦争」。

東映が負けてられるかい!と、
制作したのが、SFにヤクザの仁義を持ち込んだ、
「宇宙からのメッセージ」。

ウルトラマンの円谷プロも、
便乗させてもらうぜ!とテレビではじめた「スターウルフ」。

東映がまた負けん気出して作ったのが、
テレビ版「宇宙からのメッセージ銀河大戦」。
映画の特撮シーンと主演の真田広之さんを
お手軽に流用(笑)。

しかし、やはりアメリカが誇る
「スターウォーズ」にはどれも勝つ事が出来なかった…。

「惑星大戦争」。真面目に観たらアカン。
これはお祭りや、お祭り映画や。
スターウォーズの前座や。

でも、出演者はスゴイぞ。
沖雅也に森田健作に、「宮 内 洋」やど!。
もう誰が変身してもおかしくないメンバーやど!。
まさに夢の競演!。
当時の特撮ファンにはドリームムービーなのである。



by 裏・市長 (2016-11-11 11:37) 

青山実花

green_blue_skyさん
コメントありがとうございます

「スターウォーズ」の影響なのでしょうか。
ハリウッドの力って凄いですね。
by 青山実花 (2016-11-13 06:46) 

青山実花

kinkinさん
コメントありがとうございます

観られてますか!

「マイティジャックって何だろう?アメリカのドラマかな?」と思って調べましたら、
日本の作品なのですね。
色々調べてみますと、
マイティ号と轟天号を同列に語られているかたも
おられるようですので、
kinkinさんの感覚は正しいのではないでしょうか。

「海底軍艦」は観ています。
ただ、出てきた船が「轟天」という名前だったかどうか
覚えていないという(笑)。
もっと勉強しないと駄目ですねぇ、私は^^;

by 青山実花 (2016-11-13 06:57) 

青山実花

えーちゃんさん
コメントありがとうございます

人気俳優から県知事って、凄い転身ですね。
さすがに総理大臣にはなれないと思いますが^^;

by 青山実花 (2016-11-13 06:59) 

青山実花

裏・市長
コメントありがとうございます

「スターウォーズ」を観に行こうツアーですか。
それはある意味、
「愛のコリーダ」を観に行こうツアーと同じ・・・
・・・って、違います?(笑)


昔の日本が、
いかにアメリカの影響を受けていたか、
そして、アメリカがどれだけ雲の上の国だったかが
分かるようなお話ですね。
今では考えられません。
だって、アメリカの方が、
日本を含む、諸外国の映画をリメイクするような
時代になったのですものね。

日本も内輪で張り合ってますね(笑)。
そんなに沢山宇宙物ができましたか。
張り合う事自体は、
あまりカッコいい事ではありませんが、
日本もまだ上り調子で、
伸びしろのある、
活気付いた時代だったことは想像できますね。


宮内洋さんって、
ごめんなさい、全然気付きませんでした^^;
そっか、モリケンさんと沖さんと、
いつも一緒にいる3人のうち1人ですね。
(消去法かよ!(笑))。

私は一体何を観ていたのでしょうか^^;
もう一度観て確認します。

by 青山実花 (2016-11-13 07:32) 

マイケル村田

青山実花さんへ、初めまして。私マイケル村田っす…。

たしかに惑星大戦争は過去作からの流用フィルムや特撮等がイマイチだったなぁ…。もし私が違う時代に生まれていたら、こんなスタッフで作ろうと思っていた事も…。

理想的な(!?)「惑星大戦争」のスタッフ陣。

製作:田中友幸、田中文雄
原案:神宮寺八郎
脚本:市川森一
監督:野長瀬三摩地
音楽:冬木透
美術:成田亨、井上泰幸
特撮監督:中野昭慶

と円谷&東宝スタッフ。市川さんには「ウルトラマンA」では出来なかった事をSF特撮映画で生かそうぜとか、野長瀬さんには映画監督をやってみないか?とか、成田さんにはトラック物ばかりやっていると聞いているが、久々に君の古巣(東宝)でSF物をやらないか?とか呼びかけていたかも…。

市川さんにはウルトラマンA、成田さんと野長瀬さんにはマイティジャックで生かし切れなかった事を惑星大戦争でリベンジさせてやりたかったなぁ…。

もし、成田亨さんが宇宙防衛艦 轟天のデザインを手掛けると、かつて没となった特撮映画「空飛ぶ戦艦」の空中戦艦B案を宇宙防衛艦 轟天に流用/リファインしていたかもなぁ…。

まぁ、無理だろうと思うかもね…(おっと、こんなことを書いてしまってごめんなさい…)
by マイケル村田 (2018-10-07 12:04) 

青山実花

マイケル村田さん
コメントありがとうございます。

理想的な「惑星大戦争」の
布陣をお書きいただき、ありがとうございます。

私は、映画はストーリーしか見ておらず、
スタッフさんの事は何も知らないので、
こんな風に書いていただけると、
凄いなぁ、と感心してしまいます。

by 青山実花 (2019-12-29 23:38) 

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