「食べて、祈って、恋をして」 [映画]
〔2010年/アメリカ〕
ニューヨークのジャーナリスト・ジュリア・ロバーツは、
幸せに暮らしながらも、どこか満たされないものを感じている。
そんな人生を変えてみようと、
夫と離婚し、
全てを一旦リセットした彼女は、
年下の劇団俳優・ジェームズ・フランコと恋におちる。
しかし、それも何かが違う。
彼女は一年をかけて、
イタリアとインドとバリ島へ旅行をしようと思い立つ。
イタリアでは、毎日お食事三昧で、
今までのサイズの服が着られない状態に。
そしてインドでは、
寺院で瞑想に耽る修行を。
最後のバリ島で、
以前の旅で会った事のある占い師の老人と再会。
さらに、素敵な出会いがあり・・・。
ジュリア・ロバーツ主演で、
140分の大作っぽいのに、
なんでどのサイトも、こんなに評価が低いの?
と思っていたけど、
観てみて理由が分かった。
ジュリア・ロバーツの、
「自分探しの旅」(笑)。
探せる自分がある方が羨ましい。
私のように底の浅い人間は、
手を伸ばせば、届く範囲に、
見回せば、見える範囲にしか自分がいないから、
探す必要もありゃしない(笑)。
ロバーツがモテるのも羨ましいわ(笑)。
元夫も、
ジェームズ・フランコも、
みーんな彼女に未練たらたらで、
でも、そんな男たちを振り切って、
異国を旅する女(笑)。
自分だけが悩んでいるようだけれど、
大した理由もなく振り回される相手の気持ちを
考えはしないんだろうかね。
私だったら、
フランコを捕まえた段階で、
彼を捨ててまで、外国に行こうなんて思わないわ。
だって、年下のイケメンなんて、
もう二度と出会えないかもしれないじゃないの。
勿体無い。
(そこかよ!(笑))
1年間、外国を放浪できる資金は、
どこから出るのか、
彼女は別れた夫に全てをあげたはずだったんじゃ・・・
という、些末な事にこだわってはいけない(笑)。
観光ガイド映画だと思えば楽しめる。
ただ、ちょっとバランスが悪い気がしたな。
イタリアはいいとして、
インド ⇒ バリ島
という、アジアからアジアだと、
世界を一周した感じがなくて、
私としては物足りない。
(誰も世界一周するとは言ってないけどね(笑))
インドかバリ島のどちらかを、
南米とかアフリカに置き換えたら、
旅映画として、もっとゴージャスな感じが出た気がするんだけど。
そういえば、
インドの寺院で修業する場面、
私には無理、と思った。
だって、心を無にするなんて出来ない(笑)。
雑念が渦巻いちゃって、
何も考えないって事が、考えられない。
やっぱり私は自分探しなんかできない俗人だ(笑)。
評価 ★★☆☆☆
この作品を観た時、私は寝てしまったみたいです^_^;
(なんて書いたか記憶になくて、自分の感想を読み返してみました)
青山さんのおっしゃるとおり「自分」なんて見える範囲にいるし、
旅に出たところで見つかる訳ないじゃん、とか思ってしまうし、
おもしろくないトレンディドラマの主人公みたいな
(意味不明に自分に惚れている男性を振り回す人です(笑))
ジュリア・ロバーツのキャラクターに、あんまり感情移入できなくて・・・
好きな国に好きなだけ滞在して、現地のおいしいものを食べる旅。
それがひたすらうらやましい映画でした(笑)。
by yonta* (2014-03-09 10:43)
yonta*さん
コメントありがとうございます。
私も、この感想を書くにあたって、
yonta*さんのブログと、自分のコメントと読み返してみました。
なんだか随分な事を書いていますね、私(笑)。
と思いつつ、またここで同じ事を繰り返しているという^^;
そういえば、以前、
蒼井優さんの「百万円と苦虫女」という映画を観た時、
旅をする蒼井さんに、誰かが、「自分探し?」と聞いた所、
「いいえ、むしろ自分なんか探したくないんです」みたいな風に
答えた彼女に、拍手したくなった記憶があるんです。
yonta*さんがもし未見でしたら、
観ていただけたらなぁと思う作品です^^
そうなんですよ、ジュリア・ロバーツも、
変な修行だの、占いだのじゃなくて、
単純に「美味しい物でもパーッと食べて散財する旅!」と
言ってくれた方が、どれほど楽しめた事か^^;
by 青山実花 (2014-03-11 22:36)