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「ジャッジ!」 [映画]

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〔2014年/日本〕


大手広告代理店に勤務する太田喜一郎(妻夫木聡)は、
落ちこぼれクリエイター。
彼の発案するCMはセンス最悪で、
女子社員からも馬鹿にされまくり。


上司の大滝一郎(豊川悦司)は、
会社の大お得意先である竹輪会社の社長の息子が
作ったCMを、
サンタモニカ国際広告祭で優勝させる事を命じられ、
絶対無理だと、その責をすべて喜一郎に押し付ける。
カタカナにすると、名前の読みが同じだという所に目を付け。


かくして、喜一郎はサンタモニカ広告祭に
審査員として出席する事に決まる。
女性の同行者がいないと、
ゲイに間違えられると聞いた彼は、
同僚の高飛車女・太田ひかり(北川景子)に
夫婦役を演じてほしいと懇願する。
ひかりは最初は断固拒否していたが、
サンタモニカとラスベガスでギャンブルができるという理由で、
渋々受諾する。


2人はサンタモニカに着き、
広告祭の審査員たちが全員泊まっているホテルに
チェックインした。
実は広告祭の裏側は、
駆け引きで渦巻いており、
正当な評価よりコネが重要。


しかし、馬鹿正直だけが取り柄の喜一郎は、
おかしな策を弄さず、真っ直ぐ審査に取り組む。
彼は自分のCMより、
ライバル・木沢はるか(鈴木京香)が出品した
トヨタのCMこそ優勝に相応しいと、
後押しをはじめる・・・。





妻夫木君が、広告祭の裏側を描いたコメディ。


とはいえ、
この映画の「広告祭」の胡散臭さって、
他のどの「○○祭」にも通じるものがありそうだ。
例えば、映画祭だってきっと、
内情は大差ないだろう、っていうか、
もっと凄い裏がありそうだ(笑)。


まぁ、それはともかく、
広告会社勤務の駄目男を、
妻夫木君が軽い調子で演じて、
劇場内は笑いが絶えない。
一応、二枚目俳優だと認識されている妻夫木君が、
女の子たちから、「キモーい」などと陰口叩かれ、
合コンでも散々な目に遭うのが、
可笑しいやら、勿体ないやら。


それから、サンタモニカ広告祭で、
世界各国から集った審査員たちが、
共通認識している日本のイメージが、「オタク」。
「海外では絶対ウケる」とアドバイスされた妻夫木君が、
アニメのTシャツを着ていると、
それが大うけ。


私まで、
「オタクっていい・・・かも」と、
ちょっと思っちゃったよ(笑)。
今まで、そのような事を思った事さえなかったのに。
他国の人が、日本を「いい」と思ってくれるなら、
もう、アニメでもきゃりーぱみゅぱみゅでも、
何でもいいじゃないか、と。


しかも、「オタク」+「サムライ」ときたら、
もう最強。
他国の人は、それだけで平伏しちゃう感じ。
日本人で良かった。


出演者が豪華すぎ。
ほとんど通行人に近いような役の人まで、
スターが演じていて、ビックリ。
軽い映画だけど、
楽しめる事、間違いなし。


評価 ★★★★☆

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