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「マインドハンター」 [映画]

mindhunter.jpg
〔2004年/アメリカ〕


FBIの訓練生7人が、
最終試験の為、無人島に連れてこられる。
これに合格すれば、
心理分析官の資格が得られるので、皆緊張している。


無人島といっても、
そこは普段、軍の訓練施設として使われており、
映画のセットのような街並みに、
マネキン人形が置かれている。


そこに、試験中の様子を確認するために、
警察から派遣されたLL・クール・Jが加わり、
合計8人が島に残され、
教官ヴァル・キルマーはヘリコプターで去ってゆく。


7人は訓練を開始するが、
島には過剰なほどの不気味な仕掛けが施され、
気分のいい雰囲気ではなかった。


そして、そんな中、
1人の訓練生が、ある仕掛けにハマって死ぬ。
驚く他の訓練生たち。
何かがおかしい。
これは試験じゃない。
殺人じゃないか。


その後も、1人ずつ仲間が死んでゆき、
彼らは、この中に犯人がいると確信、
互いに疑い合い、修羅場になる。
犯人は一体誰なのか・・・。





結構な大作を作りながらも、
何となく軽く見られがちな(気がする)レニー・ハーリン監督の映画。
私はこの監督好きだけどな。
大味だけど、
観る者が面白いと感じる部分を
ちゃんと分かってて、
ハズしていない気がする。
どの映画も、及第点は取っていると思う。


この作品も面白い。
ドキドキできる。
仲間が一人づつ死んでいくという映画は、
よくあるけれど、
その死に方が、
「そうきたか」という感じで驚けるし、
一応、心理分析に基づいた罠が仕掛けてある。


まぁ、荒唐無稽な話には違いないけど(笑)。
犯人は、あんな短時間に、
どうやって、あれだけの仕掛けを作ったのか、とか(笑)。
絶対無理でしょ。


それから、動機が弱い。
なんだかよく分からない。
実は生れながらの殺人鬼だった、
という解釈でいいのだろうか。
(それって、犯罪物の動機ではつまらない部類に入ると思う)


これはもう、細かい事は考えずに観るのがよい。
それから始まって30分くらいで、
アッと驚く事がある。
それはどのサイトを読んでも、
殆どの方が書かれている。
そうだよね、そりゃあみんなそう思うよね(笑)。


評価 ★★★☆☆

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コメント 2

なゆなな

むぅ。こういう映画、気になります。
あっと驚くことってなんだろう、それも気になります。
細かいことを気にしないで見よう、という映画といえば、「ホーム・アローン」を思い出します。
いやあ、だって、泥棒が入った後なのに、なんであんなに部屋がきれいなの?って(笑)
それ以来、細かいことは気にしないのがいいのね、と映画を見る事にしています(笑)

ところで、青山さん。
たくさん映画をご覧になっていらっしゃるんですが、ロシアの映画で面白い物をご存知ですか?
ロシアの街並みで撮影した映画という物、あまり記憶にないので。

大変お手数ですが、心当たりがありましたら、こちらのコメント欄で教えていただけたら嬉しいです^^
by なゆなな (2013-02-16 14:00) 

青山実花

なゆななさん
コメントありがとうございます。

「ホーム・アローン」懐かしいですね。
確かに映画は、色々細かい事は考えない方が良いのかも(笑)。
気にし始めたら、キリがないですものね。

ロシアの映画ですか。
本当に私はただ映画を観ているというだけで、
それほどの知識もなく、お恥ずかしい限りで。
ロシア映画も殆ど観ていないのですが、
「父、帰る」という作品はどうでしょう。
2003年の現代劇なので、
少し街並みが見られたと記憶しているのですが。

特にロシア映画と限定しなければ、
街並みが見られる映画は結構あるような気がします。
新しいところでいえば、
「ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル」とか。
他にも、
「白夜 ホワイトナイツ」
「トータルフィアーズ」
「レッドブル」などなど。
ロシア人じゃない俳優さんが、
ロシア人を演じている映画も結構ありますね。
「耳に残るは君の歌声」とか「K-19」とか。

あまりお役に立てなくてごめんなさい。
私もこれを機会にロシア映画を観てみたいと思います。

by 青山実花 (2013-02-17 20:45) 

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