「課外授業」 [映画]
〔1975年/イタリア〕
イタリアの田舎町の学校に、
音楽教師・キャロル・ベイカーが赴任してくる。
美しい彼女に魅せられた生徒・ロッサリーノ・チェラマーレは、
その日から落ち着きを無くし、
彼女を目で追うようになる。
チェラマーレの友人で、
ゲイのレオポルド・トリエステは、
そんなベイカーに嫉妬し、
彼女の部屋を隠し撮り、弱味を握る。
写真をバラすと脅されたベイカーは、
トリエステの言いなりになり、
様々な事をさせられる。
チェラマーレは、ベイカーがなぜそんな行動をするのか、
理由が分からずに悶々とする。
熱を冷まそうと、
伯父の家に行った彼は、
伯父の愛人から誘惑され・・・。
少年の性を描いた、
昔のイタリア映画。
こういう映画って、
憧れの対象となる女優さんの魅力如何で、
感情移入できるかどうかが決まってくると思うのだけれど、
キャロル・ベイカーが、
どうしても、少年から思いを寄せられるほど魅力的に見えなくて、
困った(笑)。
女優としては、本作よりずっと以前に大作に出ていたようだけれど、
この映画では、
もう大人の風格が出過ぎていて、
なんとも・・・。
もしかしたら、それは、
私が今の美の基準で女を見ているからかもしれないけれど。
あまりにも落ち着いた風情のベイカーより、
チェラマーレが滞在した先の、
伯父さんの愛人の方が、
ずっと溌剌としていて、
色っぽくて、
可愛かったな。
さらに、ベイカーがトリエステから強制される行為というのが、
どれも美しくない。
気持ち悪くて、えげつない。
ああいうの、嫌い。
ラスト、チェラマーレは、
以前からのガールフレンドの、
トリエステの妹と結ばれるのだけれど、
その場面は、いたって健康的で、
ノーマルな感じがした。
別にこんな所に長々と感想を書くほどの内容でもないんだけどさ(笑)。
評価 ★★★☆☆
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