「兵隊やくざ 俺にまかせろ」 [映画]
〔1967年/日本〕
昭和20年8月11日。
終戦の4日前。
大宮貴三郎(勝新太郎)と有田のいる独立守備隊は、
各部隊の転進作戦を成功させるという目標を掲げる。
そんな中でも、相変わらず大宮の暴れん坊ぶりは健在だ。
彼は岩兼曹長(内田良平)と一対一の決闘をする事になる。
しかし、殴り合っているうちに、
2人の間に仄かな友情が芽生えてくるのだった。
しかし、曹長を殴った事を咎められた大宮は、
営倉に入れられる。
有田は、大宮を許してやってほしいと田沼参謀(渡辺文雄)に願い出るが、
冷たく却下される。
実は田沼は有田の幼友達で、
出世の為に女を自殺に追いやった過去を持つ、
冷酷な男だ。
大宮に差し入れしようとして見つかった有田も、
大宮と同じ房に入れられてしまう。
しかし戦況の悪化により、営倉から出された2人は、
岩兼率いる増援隊に加わる。
だがそれは、人の命を何とも思わぬ田沼の、
最悪の作戦だったのだ・・・。
シリーズ6作目。
終戦が近づいているからだろうか、
コミカルなのは最初だけで、
後半は激しい戦闘場面が続く。
大宮と有田も、
捕虜になったり、
木に吊るされたり、
また銃撃戦の中でも、なんとか生き延びる。
今回の見所は、
怪我をした中国人娘・秀蘭(渚まゆみ)と大宮の関係。
実は秀蘭は敵方のゲリラの妹なのだが、
大宮と次第に心を通わせ、
最後には彼を逃がす。
大宮の女の子に対する態度が可笑しくて、
ちょっと笑った。
評価 ★★★☆☆
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