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「禁断の惑星」 [映画]

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〔1956年/アメリカ〕


西暦2200年。
地球人は、
宇宙船で星々を探査し、
移住先を探していた。


機長、レスリー・ニールセンと乗組員たちは、
惑星第4アルテアに到着する。
彼らの任務は、
20年前にアルテアで消息を絶った人々を
救出する事にあった。


アルテアには、
言語博士のウォルター・ピジョンと、
現地で生まれた年頃の美しい娘、アン・フランシスが、
万能なロボットを従え、
たった二人だけで暮らしていた。


博士曰く、
一緒にアルテアに来た地球人たちは、
全員死んだという。
さらに、2万年以上前のアルテアには、
地球人などには遠く及ばない高度な知能を持った、
クレール人がおり、
しかし、彼らは一晩で滅んだ事を
機長に教える。


博士はクレール人が作った、
高度な機械を機長に見せる。
その素晴らしさに驚嘆した機長は、
その機械を地球に持ち帰り活用したいと博士に申し出るが、
博士は断る。


アルテアは禁断の惑星であった。
機長たちは、次第に危機に陥る・・・。





「2001年宇宙の旅」や「スター・ウォーズ」以前から、
このような映画があった事に驚く。
確かに今見ると、古い感は否めないが、
しかし、クレール人が作ったという、
施設の奥行きや、
それに対する人間の小ささなどの表現には、
感心して見入ってしまう。


ロボットの存在感も凄い。
この万能ロボットは、
食べ物を解析し、それと全く同じ物を作り出せる能力がある。
一人の乗組員から酒を所望され、
何百本もウィスキーを作り出したシーンに、
酒を飲まない私は、
「なんと勿体無い」と思ってしまったよ。
そんなもの造ってもらうくらいなら、
他に食べたい物がいっぱいあるのにさ(笑)。


それから、クレール人が作った、
知能指数を瞬時に測れる機械というのもある。
試してみたいけれど、
周囲に人がいたら嫌だな(笑)。
試す時はこっそりと(笑)。


どんな映画にでも、
年頃の娘が出てくるのがアメリカ映画。
女なんて、もう何年も見ていない乗組員たちが、
ヒラヒラのミニスカートで動き回るアン・フランシスに夢中になる。
キスを知らない彼女に、
それを教える輩がいたり。


まぁ、きっと今だったら、
宇宙船に一人や二人、
女を乗っけるんだろうけど。


評価 ★★★★☆

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水上耕助

この作品に登場するロボット、ロビーは、(実写で表現されたという意味では)元祖ロボットと言える存在なので、多少なりともSFかぶれな人間としては一度は見なくちゃと思いつつ……幾星霜だろう(笑)。
(でも、あまりに有名だと、却って見ず仕舞いになってしまう作品って案外、多い気も……)
by 水上耕助 (2011-05-10 20:08) 

青山実花

水上耕助さん

そうなんですよね。
このロボットは当時、大人気となり、
おもちゃまで発売されたそうですね。
ただ私も、続編まであるとは知りませんでした。

水上さんもぜひご覧になって下さい。
私は脳味噌があまりSF的に出来ていないので、
他の方のちゃんとした感想が聞きたいです。
by 青山実花 (2011-05-12 14:22) 

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