「ゲーム」 [映画]
〔1997年/アメリカ〕
大金持ちの実業家、マイケル・ダグラスは、
豪奢な邸宅に住み、着ているスーツは一流品、
高級レストランで食事をし、仕事は非情にこなす。
しかし、私生活は孤独だ。
妻は去り、夜は一人テレビニュースを見るだけの日々。
そんなある日、疎遠だった弟ショーン・ペンと久し振りに会った彼は、
ペンから「ゲーム参加招待状」という誕生日プレゼントをもらう。
その「ゲーム」の実態が何も分からぬまま、
ゲーム主催会社と契約を交わしたダグラスだったが、
その日から、彼の生活におかしな事が起こり始め、
精神的にも肉体的にも追いつめられてゆく・・・。
観ているこちら側も、
ダグラスと一緒に追いつめられたような気持ちになるのが、
この映画の醍醐味であろう。
相手の正体が掴めない、
誰を信じていいのか分からない、
もう誰も頼りにできない・・・。
自分だったら気が狂いそうだ。
そしてオチに驚く。
そうか、そういう事だったのか、と。
でも、もし私だったら、招待状を渡されても、
たぶん「ゲーム」には参加しないと思う。
なんだか胡散臭いから。
そう言っちゃ、身も蓋もないんだけど(笑)。
評価 ★★★☆☆
コメント 0