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「東海道ちゃっきり娘」 [映画]

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〔1960年/日本〕


天保年間の岡崎。
幕府は、中国から日本に阿片を持込み、
大儲けしようとしている海賊を追い込んだが、
海賊は、
羽織、帯、コンパクトを落として逃げてしまう。


それを拾ったのが、
街の3人の娘、
おけい(仁木多鶴子)、
お京(宮川和子)、
お銀(弓恵子)。


遠山金四郎(勝新太郎)は、
3人が拾った物に、
重大な秘密が隠されていると睨み、
参考人として、
江戸に来るように命じた。


娘たちは江戸まで
タダで行けると大喜び。
しかし、道中、
何者かに命を狙われ・・・。





以前、書いた、
「お嬢さん三度笠」の3人娘が、
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2022-11-10
またトリオを組み、
岡崎から江戸まで、
東海道を旅する、という物語。


なぜ、「ちゃっきり」か、というと、
途中の静岡の茶畑で、
色々すったもんだがあるから(笑)。


3人娘の個性は様々で、
おけいは、いつでもクールなハンサムウーマン、
お京は、恋に憧れる、恋愛至上主義、
お銀は、お金命で、そろばん手離さず、
といった感じ。


そして、
「三度笠」同様、
ストーリーより、
娘たちの姿を見る映画のようで、
旅娘姿あり、
股旅姿あり、
お姫様姿あり、
と、お衣装替えも、楽しい。


さらに、
川で水浴びするシーンもあり、
当時、映画を観た男性は、
ちょっと楽しめたかも。


江戸に着いた3人が、
お取り調べを受ける際、
勝新太郎さん演じる、
遠山金四郎に会って、
キャーキャーと喜ぶシーンが最高(笑)。


ミーハーな私には、その感じ、
分かりすぎるくらい、分かる(笑)。
素敵な男性だと噂の、
遠山の金さんが目の前にいて、
それが若い頃の勝さんだったら、
私だってキャーキャーする(笑)。


まして、テレビも映画もない昔、
有名人に会うって、
どれだけ嬉しかっただろうかと想像する。
一人で、ニコニコしちゃった。


評価 ★★★☆☆

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