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「復讐の記憶」 [映画]

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〔2023年/韓国〕


ピルジュ(イ・ソンミン)は、
80歳を超えているが、
ファミレスでバイトをしている老人。


戦時中、ピルジュの家族は、
日本人や、日本の側についた韓国人の裏切り者に、
理不尽な目に遭わされた挙句、
死に追いやられた。
彼は、そんな奴らに復讐するために、
温めてきた計画を
実行に移す。


まず、ファミレスの同僚で、
20代のインギュ(ナム・ジョヒョク)を、
運転手として雇い、
憎んでも憎んでも憎み足りない、
4人の人間を、
順番に殺してゆくのだが・・・。





しまった!・・・・・・


・・・・・・と映画を観ながら、何度も思う。
予備知識無しとはいえ、
こんな反日映画を、
金払って観ちまった。


出先で、何か1本観て帰ろうと思って、
時間を調べたら、
ちょうどいい時間の映画がこれしかなくて。
(と言い訳する)


よくもまぁ、
こんな映画を、
日本の映画配給会社が買い付けたものだ、
と思ったけど、
いや、もしかしたら、
あちら系の会社かもしれないし。


しかも、結構面白いのだから、
余計に腹立つ。
最初から最後まで、
スクリーンに釘付けだった。


主人公・ピルジュの父が、
日本兵から拷問されたり、
姉が、騙されて慰安婦になったり、
ピルジュ自身も、
一時は、洗脳されて、
日本名を名乗り、戦争に行くなど、
いやはや、ありがちなエピソードてんこ盛り。


それが史実なのか、捏造された歴史なのかはともかく、
韓国の一部(多数?)のかたは、
それを信じて生きているんだろうなぁというのを
知るには、
いい資料になる映画かも。


これ、復讐の相手が、
日本でなかったら、
余計な事を考えずに、
のめり込んで見られたのにと
残念。


この映画、
2015年のカナダ映画、
「手紙は憶えている」のリメイクだそうだ。


「手紙は~」での、
老人の復讐の相手は、
ナチスドイツに関わった人間。
ナチスを日本に置き換えたというわけか。
ちょっと安易なのでは。


「手紙は~」は、
これを観た翌日レンタルして、
既に途中まで観ている。
早く最後まで観て、
味わいの違いを比べたい。


評価 ★★★☆☆

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