「眉山」 [映画]
〔2007年/日本〕
東京の旅行会社で働く、
キャリアウーマンの咲子(松嶋菜々子)は、
徳島で暮らす母(宮本信子)が倒れたとの知らせを受け、
帰郷する。
母はシングルマザーで、
父は死んだと聞かされて育ってきた咲子だが、
幼い頃から薄々、
父は生きているのではないかという思いを
抱いていた。
学生の頃は反発もしたが、
あの強かった母が
余命いくばくもないと知らされ、
きちんと看取ろうと決めた咲子。
そんな中、
父親からだと思われる、
母に宛てた沢山の手紙を読んだ咲子は、
書かれた住所を頼りに、
その場所を訪ね・・・。
本当に楽しかった、昨年の徳島旅行。
あの時の思い出が、
今でも心に沁みついて、
ずっと離れません。
このブログに、街のシンボルのような眉山に登った事を
書いたのだけれど、
↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2020-12-20
そうなると、
映画「眉山」を観ないでいるのは、
落ち着かず、
帰ってからすぐ、DVDを借りてきました。
徳島に行った記憶がまだ新しかったせいもあろうけど、
泣きました。
観られた方は分かると思うのですが、
クライマックスの、
阿波踊りのシーン。
主人公の咲子の母が、
一生にたった一人、
愛した男性と・・・。
私はああいったシーンに弱いな。
泣けて泣けて仕方がなかった。
父と母と関係は、
確かに世間では、
許されない事なのかもしれない。
それは分かってる。
父の妻の立場に立ったら許せない、
と言われる方もおられよう。
でも、人はロボットじゃない。
理屈や法律だけではどうすることも
できない事がある。
それに、
相手の立場に立って
物事を考えることは、確かにとても大切だけど、
そんなにいつもいつもでは、
自分が無くなってしまう。
一生に一度でも、
自分の思うように生きる、
そんなことがあってもいいんじゃないだろうか。
江戸っ子で、
今は、恋人の故郷で料亭を営むという役の
宮本信子さんの気風の良さと、啖呵には、
スッキリする思いだし、
松嶋菜々子さんも美しい。
この映画は、
徳島市の全面的なバックアップがあったそうだ。
眉山から街を見下ろすシーンもあり、
自分が見たのと同じ風景に、
うわーと思ったり。
徳島をそんな風に美しく撮れた映画がある事、
嬉しく思います。
評価 ★★★★☆
自らの思い出とオーバーラップする映画に巡り合えて、
またその映画が思いのほか素晴らしくて感激出来て
なによりでした。
実花さんのように沢山の映画を見続けていらした方は、
普通の人より、より一層「映画を見つける勘」のようなものが
発達しているんではないでしょうか・・??
by 向日葵 (2021-01-27 06:14)
物語の舞台となった徳島、
そして眉山を実際にめぐられてから、
あらためて見る同作品は、
いっそう感慨深くみることができたのでは
ないでしょうか(・∀・)
by あおたけ (2021-01-27 07:06)
板東英二は出て来なかったでしょうか。
彼はカネの匂いする場所に出没しますから。
母方の遠い親戚ですが、あまり好感はされていません。
やっかみもあるのでしょうが、押しが強すぎます。
そして、宮本信子芸風的な方も土着の徳島には似合わないです。
だから、流れ者的な存在かな。
WOWOW待ちでいつか見ます。
今は「糸」待ちで斎戒沐浴です。
中島みゆき様ですから。
by tommy88 (2021-01-27 09:49)
徳島には行ったことがありません
行きたくなりました。
友人の出身地が徳島です。最近コロナで
会えないですが彼女と一緒に行ってみたい
by きよたん (2021-01-27 10:10)
向日葵さん
コメントありがとうございます。
どこか旅行に行くと、
どうしても、その土地の映画を
観たくなってしまいます^^
それが感動作だと、より嬉しいですね^^
いえいえ、私は勘の鈍い、
ドンくさい女なのですが、
ネットのおかげで検索しまくって、
映画を探しています(笑)。
by 青山実花 (2021-01-28 08:18)
あおたけさん
コメントありがとうございます。
実際に行った場所が、
スクリーンに映っていると、
とても嬉しいものですね^^
あおたけさんは日本中を巡られているので、
どの映画を観ても、
お!と感じられそうで、
羨ましいです^^
by 青山実花 (2021-01-28 08:18)
tommy88さん
コメントありがとうございます。
板東英二さんとご親戚でしたか^^
おそらく、世間一般の人より、
お金を持っているでしょうに、
それでもお金に執着するって凄いですね。
宮本信子さんは、
確かに、この映画では流れ者です^^;
徳島は、恋人の故郷ですので。
by 青山実花 (2021-01-28 08:18)
きよたんさん
コメントありがとうございます。
徳島出身のお友達となら、
色々お話も弾みそうですね。
ぜひ行ってみてくださいね。
とにかく、コロナをなんとかやっつけなくてはですね。
by 青山実花 (2021-01-28 08:18)
もう、はるか昔のように感じますね。
徳島旅行。
まだ世間もそれほど、ピリピリしていなかった
ように思います。
本当にコロナが憎い。憎すぎる。
なんで今、このタイミングでと
思わずにはいられません。
日々、ニュースを見る度に心が痛みます。
胸が痛いというのを実感しました。
この徳島旅行のあと、実は青山実花さんと
ブログ上では内密にあいびきしましょうと、
密約していたのですよね。
しかし、コロナで自粛要請が出てしまい、
それをよいことに青山実花さんから、
やはりやめておきましょうと告げられた時の衝撃。
ワタシはもう、新しいパンツも買っていたというのに。
このパンツはいつ履いたらよいのでしょうか・・・。
by 裏・市長 (2021-02-07 23:30)
裏・市長さん
コメントありがとうございます。
本当に遠い昔になってしまいましたね、
徳島旅行。
新コロ騒動がまだ終息もしていないうちから、
GoToキャンペーンとは何事だ!
2F、お前が観光業界と癒着しているからだ!
いくら貰ったんだ!
と、そりゃあもう大騒ぎでした。
あれから62年。
あの騒動も、
今では懐かしい思い出です。
2021年のオリンピックは
結局行われ、
特に、ボクシングとホッケーは
大変な盛り上がりだったのですよね。
え?
裏・市長さんと逢引の約束?
そんなのしたかしら?
62年経った今でも、
新しい下着はそのままなのかしら。
by 青山実花 (2021-02-17 21:10)