「ウォール・ストリート」 [映画]
〔2010年/アメリカ〕
物語は、かつてウォール街に君臨していた伝説の男、マイケル・ダグラスが、
インサイダー取引や詐欺の罪で8年間の服役の末、
出所してきた所から始まる。
その7年後。
非営利の情報サイトを運営している、
ダグラスの娘、キャリー・マリガンは、
母や兄が死んだのはダグラスのせいだと、
彼を憎みきっていた。
そして、そんなマリガンの恋人がシャイア・ラブーフ。
彼は投資銀行で働く若きエリートで、
マリガンとは心から愛し合っており、順風満帆の日々。
ところが、ある日突然、勤務先の経営が破綻、
そして、父のように慕っていた経営者のフランク・ランジェラが自殺。
ラブーフ自身も全財産を失ってしまう。
一連の出来事の全ては、
金融界の黒幕、ジョシュ・ブローリンが仕組んだ事だと知ったラブーフは、
マリガンに内緒で、ダグラスに接近。
ダグラス自身も、投獄されたのはブローリンが原因だと考えており、
マリガンとの仲を取り持つ事を条件に、
ラブーフに復讐の方法を伝授するのだった。
前作、「ウォール街」から23年。
正直、前作の事は、出演陣が豪華だった事くらいしか覚えていないが、
1987年といえば、日本はバブルの真っ只中、
そして、経済のどん底に喘いでいる現在という、
状況が全く変わってしまった中で、
同じ主人公で映画が作られた事を興味深く思った。
マイケル・ダグラスは俳優として、とても好き。
特に、あの胡散臭い所。
そしてその胡散臭さが、この役にとても合っているのだ。
ラブーフがダグラスに向かって、
「金はあっても、あなたは貧しい」と言い放つ場面があるが、
それって、ダグラスの普段の印象そのままだ(褒めてるんです)。
そして、そんな事を言われても、ダグラスは動じない。
この映画は、
ダグラスの毒気に全てが負けてしまっているように思える。
ラブーフもエリートには見えないし、
もう少し、パリッとした俳優さんを使ってほしかった。
チャーリー・シーンが出てきて、
ダグラスと挨拶を交わす場面がめっちゃ可笑しくて、
心の中で「おぉ!」と叫んでしまった。
評価 ★★★☆☆
こんばんわ。
確かにシャイア・ラブーフはエリートには見えませんでしたね。
トランスフォーマーのサムみたいな、ちょいと抜けてる感じの
役が印象に残ってたんで
ここでもボケてくれるのかと・・・(そんな馬鹿な ^^;)
私はチャーリー・シーンが出るとは知らなかったんで驚きで
「おぉ!」と心の中で叫びました(笑)
by macaron (2011-02-07 20:16)
全く同感です。
シャイア・ラブーフは「トランスフォーマー」のイメージが
抜けなくて。
彼はネクタイよりTシャツが似合う男ですよね(笑)。
チャーリー・シーンは良かったですね。
これは映画の続編ならではの楽しみだと思います。
by 青山実花 (2011-02-07 23:23)